人に何かを覚えてもらうためには「3点ルール」を活用する

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プレゼンテーションで使える有効なテクニックに、「3点ルール」というのがあります。これはその名のとおり、相手に伝えるメッセージを3つの要点にしぼるものです。

代表的なのは、Appleの創業者である故スティーブ・ジョブズ氏がiPhoneを発表したときのプレゼンです。

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動画を見ればわかるように、ジョブズ氏はiPhoneのポイントを「iPod(音楽デバイス)」「携帯電話」「インターネット」の3つにしぼっています。そうすることで、iPhoneを特徴を印象的に伝えることに成功しています。

しかし、なぜ「3つ」なのか? 4つや5つでは駄目なのか? その理由は、ジョブズ氏のプレゼンを取り上げた『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』という本で解説されています。

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

  • 作者: カーマイン・ガロ,外村仁解説,井口耕二
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かいつまんで説明すると、人間が楽に記憶できる物事は3つ程度まで、という研究結果があるのです。5つや6つでは多すぎる。そうした研究を受けて3点ルールが誕生しました。

また、映画やドラマなど、フィクションの世界でも3点ルールは用いられています。

こちらの世界では主に「三幕構成」と呼ばれています。意味はそのままで、ストーリーを三幕に分けて構成するというもの。基本的に3点ルールと同じと考えていいでしょう。

この三幕構成ですが、現在ではハリウッドの脚本術で当たり前のように用いられている手法です。脚本の書き方に関する書籍を読むと、必ずと言っていいほどこの単語が登場します。それは過去に大ヒットした映画のほとんどが、三幕構成の技法を使っているからです。

以上のように、3点ルールはプレゼンやストーリーテリングにおいて大きな力を発揮します。

ただし、あまりに使用されることが多いためか、最近ではその使い方には注意が必要です。特にプレゼンの世界では、バカ正直に「重要な点は3つあります」とか「私が伝えたい事は3点です」などと言ってしまうと、聞いている側は「ああ、またか……」とうんざりしてしまう可能性があります。

要点を3つにしぼったうえで、いかに自然にスピーチするか。それが重要です。