2021年を迎えて

夕食を終え、自室に戻った。

世間はおめでたい気分のようだが、姫呂はまったくそんな気分ではない。

予想していたことだが、今年も親戚が次から次へと家にやってきた。面倒くさい。しかも父が酔っ払っているから始末に負えない。

はあ……。

1人暮らしして一生実家に帰りたくない。

しかし、病に冒されているこの身では、そこまでの稼ぎを出せないのだ……。

なんとも情けない。

無限の体力がほしい。

はあ……。

ないものねだりをしてもしょうがない。

とにかく今は手持ちの武器でやっていくしかない。