『ファイアーエムブレム 風花雪月』の黒鷲帝国ルートをクリアした感想

『ファイアーエムブレム 風花雪月』の1周目をクリアしたので感想でも。

今回は黒鷲帝国ルートをクリアした。エーデルガルトとともにフォドラ統一を目指すルートだ。わざわざ「帝国」とつけているのは、黒鷲ルートは中途でさらに2ルートに分岐するからである。

つまり本作は、ほかの青、黄の学級とあわせて合わせて、合計4ルートが用意されているわけだ。大したボリュームじゃないか。

なお、僕がこのルートを選んだのは、単にエーデルガルト(エガちゃん)と結婚したかったからであることを付記しておく。

教師となって生徒たちを指導する

本作では教師となって生徒たちを指導(育成)し、マップを攻略していく。過去作と比べて育成の自由度は高いが、生徒ごとに得意不得意があるため、初心者は生徒が得意としている技能にしぼって育成していけばいい。また、主人公と級長は途中から専用職が追加されるため、なおさら得意技能にしぼったほうがいい。

もちろん上級者なら、思い思いの軍を育てることができる。

今回は男主人公のベレトでプレイ。ちなみに女主人公のベレスでもエガちゃんとは結婚可能。

難易度はノーマル。そして味方がやられても永久離脱しないカジュアルモードでプレイ。

基本はひと月ごとにストーリーが進んでいくサイクルになっていて、その合間に教師として生徒たちを指導していく。

実際にやってみた感想としては、「使えない人材」(イラナイツ)はいなかったなという印象。以下は、それぞれのユニット運用で感じたことを述べていく。

黒鷲帝国ルートの各ユニットの感想

<普通に最強>ベレト

主人公のベレトは、剣の技能を中心に伸ばしていった。

これは専用武器に「天帝の剣」という神器があるからだが、主人公だけあって成長率がいいのか、別に神器を使わなくても普通に最強になった。

思い返してみると、「天帝の剣」を使ったのはチュートリアルとラスボス戦の2回くらいしかない。

<ぶちかまし皇帝>エーデルガルト

級長のエガちゃんは、専用職が手に入るまでは重装系で育てていた。最前線で敵を引きつけ、応撃していくスタイルはまさに覇王。

上級職にクラスチェンジできるようになったあともしばらくアーマーナイトを続け、兵種をマスターして「金剛の一撃」スキルを入手したのだが、正直、これはいらなかった。

本作は従来のFEと異なり、レベルが固定で、上級職ほど成長にボーナスがかかる仕様なので、さっさとクラスチェンジさせるべきだった。

これは基本的に全員に言えることで、スキル獲得よりも基本ステータスの向上を目指したほうがいい。

そんなわけでステータス自体は全体的にちょっと微妙になってしまったのだが、それでも強いのはさすが級長といったところ。

実は、彼女の最大の強みは「ぶちかまし」(味方を2マス分移動させる)の戦技を覚えたことだった。これのおかげで「敵の攻撃範囲から無理やり味方を出す」といった戦術が可能になり、戦略面で大きな貢献を果たした。

<エガちゃんの腹心>ヒューベルト

彼は闇魔法の使い手なので、死神騎士さんからぶんどった「闇魔法試験パス」を使ってダークメイジにして育てた。上級職はダークビショップ。

が、そこでなぜか信仰を育てはじめるというミスを犯す。

最上級職のグレモリィを目指そうと思ったのだが、実のはこの兵種、女性しかなれないものだったのだ。それに気づかず、グレモリィの条件である「信仰A」を達成しようとしたのがミスのはじまり。気づいたときにはストーリー終盤で、もう遅かった……。

とはいえ、役に立たなかったかというとそんなことはなく、むしろ一発の火力は軍のなかでナンバーワンだった。明らかに帝国軍の魔道軍将だった。

結局はダークビショップのままで終戦を迎えたわけだが、それでもまったく問題ない強さだった。

<誰よりもフルネームを覚えられた男>フェルディナント

おそらく全ユーザーが真っ先にフルネームを覚えたであろう男、フェルディナント。彼は騎馬系として順調にソシアルナイト→パラディン→ホーリーナイトとステップアップしていった。

巷では「ホーリーナイトは使えない」という声も聞かれるが、まったくそんなことはなかった。確かに終盤は攻撃面で劣ってくるのだが、それがむしろ敵の削り役としての優秀につながり、ほかのキャラクターの育成に大貢献だった。

また、ホーリーナイトは光魔法が使えるので、「敵の重装系がきたらリザイア」というふうに幅広く状況に対応できた。

回復魔法も本職と比べたらしょぼいが、FEはわずかなHP差が命取りになるゲームなので、傷薬程度の回復力でもそこそこ便利。なにより、彼は「Mシールド」(味方の魔防向上)を覚えるのがいい。

騎馬系の再移動もかなり便利で、囮り役、切り込んで計略など多面的な活躍を見せた。

<やる気はないが強い>リンハルト

彼はヒーラーとしての道筋をたどっていったのだが、実はヒューベルトのときと同じで、理学もあげてグレモリィを目指してしまった。

結局、最後は上級職のビショップで落ち着いた。

が、彼の場合は理学をあげたことがむしろプラスに働いた。回復役だけでなく攻撃役としても一線級になり、さらに「ワープ」で味方を瞬間移動させたりと八面六臂の活躍だった。

<ナックルボーイ>カスパル

初期装備は斧なのだが、せっかくなので、今作から新たに実装された籠手をメインに育ててみた。

籠手の特徴は一度に2回連続攻撃をするということ。つまり、追撃を取れれば最高で4回攻撃できる。

攻撃回数が多い分、一撃の破壊力は低め。そのため、重装系が相手だとダメージゼロでまったく無意味なんてことも。一方で、魔道士系を相手にすると強い。魔道士は概ね防御力が低いので、一切の反撃を受けずに倒しきることが可能。

また、必殺率が高いので、剣士系や騎士系相手でもガンガン倒していける。アタッカーとして純粋に強い。

ほかには「瞑想」という戦技を覚えたのもよかった。この戦技を使うとその場でHPが回復するのだが、特にデメリットもなく使用できるため、「ダメージを受けたら自分で回復」ということができて継戦力が高い。

<引きこもりガール>ベルナデッタ

引きこもれない世の中を変えるために戦う弓兵。

彼女が強いというより弓兵職が強いため、自軍になくてはならない存在となった。

普通にアーチャー→スナイパー→ボウナイトと順調にクラスチェンジ。クリティカル率は高いわ、遠距離から攻撃できるわと便利すぎる。戦技でさらに射程の伸ばすことができるのも強み。

<踊る魔道士>ドロテア

本作ではイベントで1名だけ踊り子にすることができるのだが、今回の攻略ではドロテアを踊り子にした。

FEで踊り子といえば、踊って味方を再行動させるのが役割で、戦闘はあんまりという感じだったが、彼女はそうではなかった。踊り子にしたあとも理学を重点的に育てたことで、敵軍に重装系が多いときは魔法で蹴散らしていくなど、踊る以外でも立派に活躍した。

彼女は「メティオ」の魔法を覚えるのだが、1発しか撃てないものの、射程は長いし範囲攻撃だしと、要所要所で便利だった。

<軍の中で一番走った>ペトラ

剣士にするかシーフ系にするかで迷ったのだが、結局、後者で育ててみた。

当初は「やっぱりシーフ系だと力が足りないな」という感じだったのだが、途中から、非力さを補ってあまりある必殺率を誇るようになってきたのでまったく問題なかった。

盗賊→アサシン→ファルコンナイトとクラスチェンジ。盗賊とアサシンの期間に鍵系のアイテムを節約して、最上級職のファルコンナイトにした際に鍵系アイテムを持たせるという作戦。

シーフ系の期間は徒歩なのだが、宝箱を回収したうえで自軍に合流させるためにはかなり移動力がいる。そこで彼女には「行軍の指輪」を持たせてマラソンしてもらった。

たまに敵に囲まれたりもしたが、回避率が高いのでまったく問題なし。充分に役割をこなしてくれた。

<スカウト勢>ハンネマン、マヌエラ、シャミア、アロイス、フェリクス、レオニー、リシテア

生徒以外ではマヌエラ、ハンネマン、シャミア、アロイスをスカウト。彼らは条件が主人公のレベルだけだったので楽だった。

このうち、1軍で起用したのはシャミアのみ。弓兵は強いからしょうがないね。その他は適当に副官とかやってもらったりした。

生徒でスカウトした(できた)のは、フェリクス、レオニー、リシテアの3名のみ。このうち、リシテアは第2部で敵対した際、倒すと命乞いをしてきたので、それに応じるだけで仲間にできた。

うちの軍はヒューベルト、リンハルト、ドロテアとすでに魔道士は足りていたので、主に使用したのはフェリクスとレオニーくらい。そのふたりも基本的には2軍扱いで、出撃枠が余っていたら出す、という感じ。

とはいえ、そんな使い方でもフェリクスとレオニーは強かった。

フェリクスは剣士系として育ててやれば普通に活躍する。レオニーはパラディンを経てからボウナイトにすると、近接・遠距離のどっちもいける物理アタッカーになった。

攻略で気づいた点

魔獣はなるべくアーマーブレイクを狙っていったほうがいい。アーマーブレイクすると武器錬成のためのアイテムをドロップするから。このことに気づいたのは第2部に入ってからだった(悲しい)。

難易度ノーマルは簡単なので、基本的に鉄製の武器でも充分に攻略していける。銅製の武器はなんか中途半端な印象。銀製の武器を使い始めたのはラスト近くになってからだった。

基本ケチな性分なので、神器や勇者系の武器はめったに使わなかった。「天帝の剣」を2回しか使わなかったことはすでに述べたが、ほかの神器も似たような感じだった。

まあノーマルは初心者向けの難易度だし、こんなものだろう。ハードやルナティック(追加されたら)だったら、もっと工夫が必要になると思われる。

ちなみに他学級の生徒のスカウトだが、主人公の技能レベルを上げる必要はなく、支援レベルBくらいにすればだいたい成功するらしい(クリア後に知った)。

まあ、どっちにせよ僕はあまりスカウトはしない方針。第2部で生徒と敵対したほうが歯ごたえがあって楽しいので。

全体感想

総合すると、FEシリーズのなかでもトップクラスに面白かった。

今は『ダークソウル』をプレイしているが、そのうち2周目もやりたい。

1つのルートだけでは謎のすべてが明かされず、最低でも黒、青、黄の3ルートやって事件の全体像が把握できるようだ。

ちなみに死神騎士の正体は、メルセデスとカスパルが仲間にいる状態で外伝に進むと判明するとのこと。忘れないようにしよう。

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