映画『13日の金曜日 Part2』感想

Netflixで『13日の金曜日 Part2』が配信されていた。僕はそれを視聴した。前にも一度、視聴したことはあるが、それは15年以上も昔のことだ。あらすじはすっかり忘れていた。

といっても、複雑なプロットがあるわけでもない。このシリーズの基本、クリスタルレイク湖のキャンプ場にやってきた若者たちが、殺人鬼ジェイソンに惨殺されていく、ただそれだけだ。

忘れていたのは、ジェイソンがどのように若者たちを殺していくか、という点だ。

有名な話だが、『13日の金曜日 Part2』は、ジェイソンが初めて本格的に殺人鬼として活躍する、記念すべき作品である。ただし、トレードマークのホッケーマスクはこの時点ではかぶっておらず、ズタ袋の姿で登場となる。

ジェイソンは大きく分けて、人間時代と怪物時代の2つに区切ることができる。一度死んで、復活してからが怪物時代となるのだが、死ぬ前の本作では、当然彼は人間のままである。

怪物時代のジェイソンしか知らない人は、ジェイソンが走っているイメージなんて思い浮かばないだろう。しかし、人間時代のジェイソンは普通に走るし、いざというときの動きは俊敏だ。なにより、反撃を受けて普通に痛がるところが決定的に違う。

全体の感想だが、序盤はジェイソンが隠密キルに徹していることもあり、前作の焼き直しのような感じでそんなに面白くはない。

しかし、車椅子の若者が顔面にナタをぶっこまれて、階段ごと転げ落ちていくシーンは圧巻だ。ここはPart2屈指の名シーンだろう。

ラスト30分くらいでジェイソンが本格的に姿を現し、生き残った少女と追いかけっこがはじまるのだが、ここから一気に面白くなる。

ズタ袋のジェイソンは、確かにホッケーマスクよりはインパクトが少ないかもしれない。しかし、袋にあいた小さな穴から覗く目がどこかかわいらしく、少年の心のまま大人になったジェイソンの純真さを象徴しているようで、これはこれで良いデザインだと感じた。

というか、ジェイソンというキャラクターにはどこか萌えキャラ性があり、シリーズ中でもたびたびほっこりさせてくれる部分がある。

本作の場合だと、少女にチェーンソーで反撃されたところがかわいかった。それまで優勢だったジェイソンが急にビビりだして後ずさりするのはうける。「ちょっ、チェーンソーは反則だろ!」という心の声が聞こえてきそうだった。

さすがホラー界のアイドルだけある。常に視聴者へのサービスを忘れない男、それがジェイソンなのだ。

現在のところ、Netflixの13日の金曜日シリーズはこれと2009年のリメイク版くらいしかない。残念だ。ぜひ、ほかのシリーズも配信していってほしい。頼むぞ、Netflix。

13日の金曜日 PART 2 [DVD]

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