前回までのあらすじ。
- 年金事務所で書類をもらってきた。
- 精神科で診断書の作成を依頼した。
詳しくは過去記事を参照。
というわけで、今回で一応の最終回となる。実際に請求申請を終えるまでの流れを記していきたい。
診断書の作成を依頼してから、3週間~4週間で完成したという連絡がきた。その翌日、すぐ受け取りに行った。当然ながら診断書は有料であり、1セットにつき1万円ほどかかる。僕は2セット頼んちいさだので2万円を払った。
なぜ2セットも注文したのか? その理由は障害年金の仕組みにある。障害年金は、過去のぶんまで遡って請求するものと、現在の時点から請求するものの2種類がある。この2つを同時に請求するため、診断書が2セット必要だったのだ。こうして2つ同時に請求しておくと、過去のぶんまで遡って請求するほうが却下されても、現在の時点から請求するほうは承認される可能性がある。
受け取った診断書を読んでみたが、小さめの欄に長文がびっしり詰められていた。そこには、僕のこれまでの困難がこれでもかと書かれていた。ラグナロクを記した書のようだった。
なんにせよ、診断書は手に入れた。あとはほかの書類を僕が記入するだけだ。
残りの書類のなかでは、自分の病歴を書くのが最も億劫だった。なにせ診断書にはラグナロクが書かれているわけだから、こっちもそれに合わせてハルマゲドンを記さなければいけない。しかも、紙の書類なので、手書き。これはつらかった。
基本的に、初診前と初診後の状況をそれぞれ書かなければいけない。これでほかの精神科も受診していたらそのぶんも書かなければならないところだったが、幸い、僕は初診からずっと同じ病院なので2項目だけで済んだ。
それ以外の書類は、サインをするだけとか、振込先の口座情報を記入するとか、そういった細々したものばかりなので楽だった。
請求申請には住民票も提出しなければならないのだが、これはマイナンバーカードを持っていれば、コンビニで印刷することができた。なんとも便利な時代になったものだ。
年金事務所は原則予約制なので、また予約をした。すると、今度は4週間も先になってしまった。前回からかなり間があいたのは主にこのせいである。
それで先日、ようやく予約日がきて、書類を提出してきた。担当の人が書類に不備がないか確認し、問題なかったので受理された。
担当の人によれば、このあと、なんかいろいろなところを書類をたらいまわしにして、請求が通るかどうか決まるらしい。内容に嘘がないかどうか調べるのだという。まあ、不正受給があったら大変だからね。
最長で4ヶ月、早くとも2ヶ月はかかるという。承認される・されないにかかわらず、なんらかの連絡は行くとのこと。
請求が通るかどうかはわからないが、ひとまず打てる手はすべて打ったな、というやりきった感がある。
あとは祈ろう。

- 作者: 白石美佐子,中川洋子,公益社団法人全国精神保健福祉会連合会
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