『文章を仕事にするなら、まずはポルノ小説を書きなさい』読書メモ

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『文章を仕事にするなら、まずはポルノ小説を書きなさい』という本を読んだ。この本はTwitterで発見した。Twitterは、たまに驚くべき発見をもたらしてくれるから油断ならない。では、この本の内容をメモしていこう。

さて、まっさきに思いつく疑問として「なぜポルノ小説なのか?」というのがあると思う。著者によれば、その理由は、ポルノ小説には根強いファンがいるため、特に文章力がなくてもコツさえつかめば一定数は売れるからだという。

ただし、爆発的に売れるということはない。大当たりはしないが、大外れもしないのがこのジャンルの特徴だ。

では、ポルノ小説に必要なコツとはなにか?

一番重要なのは、セックスシーンを具体的に描写することだ。駄目なポルノ小説は例外なくセックスシーンを曖昧な描写で濁している。反対に、良いポルノ小説は性器を具体的に描いている。性器を描写する度胸がなければポルノは書けないということだ。

次に、ストーリーを単純にすること。ほかの小説と違い、ポルノ小説はエロシーンのためにストーリーがある。エロシーンから逆算してストーリーを作らなければならない。

とはいえ、「書きたいもの」から逆算してストーリーを作る手法はほかでも有効だろう。要は「なにを書くべきか」がわかっていれば大丈夫ということだ。

ほかのコツとしては、冒頭部分の大切さが述べられている。駄目な冒頭の例として、初心者がやりがちな失敗に「目覚ましのベルで起きるところからはじまる」「ポエムになっている」「歴史の説明が続く」といったものがある。これらを避け、冒頭はテンポよく書かなければならない。

さて、いくら文章力を必要としない分野だからといって、絶対に外してはいけないものはある。それは、締め切りを守るということだ。

本書内では2回連続で締め切りを落としてしまった新人のエピソードが書かれている。その新人は、2回めを落とした時点で、もう編集者から依頼が来なくなったという。締め切り=約束を軽く見てはいけない。

あとは、他社に自分を売り込む方法も書かれていた。その方法のひとつは、企画書を作ることだ。原稿の持ち込みよりも企画書を持ち込んだほうが効果的らしい。編集者も忙しく、原稿を読んでいる暇がないからだろう。

企画書は、以下の内容をコンパクトにまとめて作成する。

  • タイトル。
  • 名前(ペンネーム)。
  • お話の内容がわかる簡単なあらすじ(4行ほど)。
  • 登場人物の紹介。
  • 章立てしたあらすじ。

そのほか、契約書関係の話や確定申告時の経費で落とせるものなどが解説されていた。タイトルからは想像もできなかったが、何気にビジネス関係の情報に力が入れられており、この辺が一番ためになったかもしれない。

文章を仕事にするなら、まずはポルノ小説を書きなさい

文章を仕事にするなら、まずはポルノ小説を書きなさい