夢の世界の原理

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昨日のことだ。夕食をとったあと、なぜか急に体調が悪くなった。動悸が激しくなり、スマホの画面を見るのもつらいほど気持ち悪くなった。たまらず、ベッドで横になった。そのまましばらく苦しんでいたのだが、そのうち眠りについてしまった。

夢を見た。奇妙な夢だった。僕は車の後部座席に乗っていた。どうやら知人に家の近くまで送ってもらっている最中らしい。その知人が誰だったか、今はもう思い出せない。とにかく、周りが見慣れた風景になって、家が近いなと感じたので、車を降ろしてもらった。その後、1本道を歩いていった。ところが、1本道のはずなのに、途中からまったく知らない風景になった。いくら進んでも家に着かない。気づけば、僕は自転車に乗っていた。しかしやはり、進めば進むほど、周りは知らない場所になっていった。突然、僕は気づいた。そうだ、横に進んでも駄目なら上に行けばいいんだ。そして僕は自分の意識を上に飛ばした。すると空に吸い込まれるような感覚があって、次の瞬間、夢から目覚めたのである。

腕時計を確認すると、ベッドで横になってから2時間が経過していた。

僕は先程の夢についた考えた。奇妙な夢だったが、一番奇妙だったのは、「そうだ、上に行こう」と発想した自分の頭である。なぜそんなことをひらめいたのか。これが現実の世界であれば、いくら道に迷ったからといって、意識を上に飛ばそうなどとは考えないはずだ。つまり僕はあの瞬間、夢の世界からの脱出法を直感的に悟ったことになる。明晰夢とは違う。僕は目覚めるまで、あの世界が夢だとは自覚していなかった。

現実の世界には現実の原理があり、人間はその原理を感覚的に知っている。それと同じように、夢の世界には夢の原理があることを、人間は感覚的に知っているのかもしれない。