本多静六『私の財産告白』の要点を3行でまとめてみる

本多静六の『私の財産告白』を読んだ。内容の要となるところを3行でまとめてみようと思う(この記事全体を3行でまとめるという意味ではない)。

『私の財産告白』は貯金と投資について書かれたもので、その筋では有名な本。著者の本多が巨万の富を築いたことが内容に説得力を与えている。

その極意は、「貯金」「アルバイト」「投資」の3つに分類することができる。

  • 貯金:収入があったとき、まずその4分の1を天引きして貯金してしまう。生活は残りの4分の3で行う。

  • アルバイト:お金を貯めるには消費面の節約だけでは不十分。本職以外のアルバイトにつとめることが必要。アルバイトは本職の足しになる事柄であればなお良い。

  • 投資:貯金がたまってきたら投資を行う。投資は「2割利食い、10割益半分手放し」を押し通す。これはわかりやすく言うと「株を買って20%の利益が出たらすぐに売る。急上昇して元手の価値が2倍になったらその半分を売る」ということ。

こうしてみるとどれも堅実な方法であることがわかる。実際、本多は1発逆転のギャンブルを推奨することはまったくなく、コツコツと地道に努力していくことが肝要だと述べている。

注意点としては、貯金生活に必要なのは虚栄心を捨て去ることである。虚栄心、つまり他人に自分をよく見せたいがために散財してしまうと、貯金生活はできない。

また投資については、景気に波があることを理解しておくこと。株の大変動に惑わされず、自分に課したルールを守る。本多は「好景気時代には勤倹貯蓄を、不景気時代には思い切った投資をするといい」と述べている。