アイアン・フィスト シーズン1 第11話「荒馬が帰る場所」レビュー

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「10歳の時から押し殺してきた強い怒りが、まだ心に残ってる」


Netflix限定オリジナルドラマ、『アイアン・フィスト』のあらすじと感想。今回はシーズン1の第11話。

前回のレビューはこちら。

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あらすじ

シーズン1 エピソード11 - 荒馬が帰る場所

ヤミノテの追手から逃れたダニーとダヴォス。ダヴォスはインターネットの情報からダニーがニューヨークにいることを知り、クン・ルンへ連れ戻すためにやってきたという。だがダニーは、ヤミノテを倒すまで戻らないと主張する。しかたなく、ダヴォスはダニーに協力することに。

一方、道場ではコリーンとバクトが今後のことについて話し合っていた。コリーンはあくまでダニーを説得するというが、バクトはそれを承知しない。複雑な心境に置かれるコリーン。

ダニーは腹の傷を手当するため、ダヴォスとともにクレアの家を訪れる。そこでダニーはコリーンに騙されていたことを告げ、怒りに震える。だがクレアは、「コリーンはヤミノテに洗脳されているのかも」と言い、お互いの気持ちのつながりを信じるべきだとダニーを諭す。

その後、コリーンもクレアの家にやってくる。クレアは自分たちを騙していたことについて怒るものの、彼女を家の中に入れるのだった。

屋上で会話をするダニーとコリーン。ダニーは「バクトは自分の手足になる軍隊を作ろうとしているだけだ」と言うが、コリーンは信じない。しかし、ダニーを騙していたことについては謝罪する。

それからコリーンは病院で勤務している元教え子(ヤミノテ)を訪ね、ダニーのために薬を取り寄せてもらう。

ところが病院の裏口で薬を受け取ろうとしたとき、ほかのヤミノテが現れ、コリーンを拘束する。元教え子が裏切ったのだ。いや、元教え子からしてみれば、ダニーを庇ったコリーンのほうが裏切り者だった。

拘束されたコリーンは、どこかの建物の地下に連れられていき、車椅子に縛られる。そこにはバクトがいた。彼は既にコリーンを裏切り者として見ていた。そして、コリーンの弟子たちに彼女の始末をさせようとする。

バクトが去ったあと、コリーンは隙をついて拘束から逃れ、脱出する。

一方、ダニーたちはハロルドの隠れ家に行き、バクトを倒す計画を練っていた。ハロルドは、バクトがガオの資産を奪おうとしていることに気づき、口座の流れをストップさせてやればバクトは慌てるだろうと踏んでいた。そうしてアジトから出てきたところをダニーとダヴォスが叩く作戦だった。唯一の懸念は、ダニーの気が回復しておらず、アイアン・フィストの拳が使えないことだった。

計画は実行され、ダニーとダヴォスはヤミノテのアジトの近くに車の中で待機していた。そのときダヴォスは、なぜ自分たちを捨てて山を降りたのかとダニーに詰め寄る。

ダニーは虚しさを埋める方法を探していた。アイアン・フィストになれば変わるかと思っていたが、それは間違いだった。ヒントを探したとき、クン・ルンの入口が開いていることに気づいた。そして彼は山を降りたのだった。

そう話していたとき、窓からコリーンが飛び降りるのが見えた。明らかに逃げている様子だった。ダニーは彼女を追いかける。彼女は、バクトに捨てられたと語り涙する。そんな彼女をダニーは抱きしめる。そして彼は、「破壊するだけではいけない」と悟る──。

感想

もはや物語も終盤でラスト前なのだが、いまいち盛り上がらない。そう感じるのは、今回の話ではウォードの出番がなかったからに違いない。

テーマ的には核心をついている部分が多かった。ダニーの中にある喪失感、強い怒り、それらを解消するのは「破壊」ではない。それを悟ったダニーは、徐々に破壊以外の道を見出していく……。

ただまあ、これはほかのドラマや映画などにも言えるのだが、テーマが存分に描けているからといって、作品が面白くなるとは限らないのだよな。今回、再視聴してみても感じたのだが、『アイアン・フィスト』はテーマが面白さに直結していないという問題を抱えている。この辺はシーズン2で改善してほしいところ。

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