最近になって、またWorkflowyを使いだした。「また」というのは、以前に一度試して挫折しているからだ。
Workflowyはアウトライナーだ。アウトライナーは、アウトラインを作成するのに用いる。そして僕は、Workflowyで、馬鹿正直に「文章の全体図」をアウトライン化しようとした。それが失敗の元だった。
『アウトライナー実践入門』という本によれば、アウトライナーには以下の3つの特徴がある(もちろん、これらの機能は当然のようにWorkflowyにも搭載されている)。
- アウトラインを視覚的に表示する機能
- アウトラインを折りたたむ機能
- アウトラインを組み替える機能
そして、これらの特徴を有効的に活用するためには、Wordで作成するようにアウトラインを使っていては駄目なのだ。
アウトライナーを最大限に活用するためには、自由になることが必要だ。自由に書いて、自由に組み替える。そうした一種のいい加減さこそ、アウトライナーの本領が発揮される条件なのだ。
このことを頭に入れて、再びWorkflowyを使ってみた。今度は、思いつきをそのままメモし、それを溜めていく。そして、溜まったメモをもとに、アウトラインを組み替えて文章(あるいは文章の全体図)を完成させる。そうしてみると、普段よりもずっと楽に文章が書けるではないか。
前回は、最初から全体図の完成品を作ろうとしていて、そのせいで挫折してしまった。つまり、そもそもアウトライナーの使い方がわかっていなかったと言える。
しかし、今は違う。今はもうアウトライナーを活用するコツが掴めてきた。これからどんどん使いこなしてやろう。