巷で噂のハンドスピナーを買ってみた。数日遊んでみたところ、スマホ依存が軽減されるという効果が(個人的に)あったので、レポートしてみたいと思う。
ハンドスピナーとは?
ハンドスピナー(またはフィジェットスピナー)は、もともと1990年代に無筋力症の子供でも遊べる玩具として開発されたもの。
2016年にオリジナルの特許が切れたことで誰でも製作・販売できるようになり、それをきっかけにアメリカでブームになった。
指でペンを回す「ペン回し」という遊びがあるが、PCやスマホが全盛になり、ペンを回す機会が失われつつある。ハンドスピナーは、そのペン回しのかわりになるものとして注目を集めている。
なお、今回購入したスピナーは以下のものだ。ハンドスピナーには「ハズレ品」も多いとのことなので、購入する際はレビュー情報などをよく調べるようにしたい。
ハンドスピナーの遊び方
基本的な遊び方として、まず片方の手でスピナーを持つ。このとき、親指と中指(または人差し指)でスピナーの真ん中を挟むようにする。その後、もう片方の手でプロペラ部分を弾く。そして、回転を眺める。これだけ。
物にもよるが、だいたい3分から5分程度は回転が続く。
手で持つだけでなく、床やテーブルの上に置いてもいい。あまりに不安定な場所でなければ大丈夫だ。
「こんなの本当に面白いのか?」と思われるかもしれないが、意外とクセになる。自分の机の上など、普段からよく目にする場所に置いておけば、ふとした拍子に回したくなる。あるいは、スピナーをいじりながら散歩する、という遊び方もある。
科学的な理由はわからないが、これをいじっていると、なんとなく安心する。それこそがハンドスピナーの魅力だ。
脱スマホ依存の効果
ハンドスピナーはADHD(注意欠陥・多動性障害)の症状緩和に効果があるという噂もあるが、今のところは研究段階で、はっきりした根拠はない。
それはそうと、僕が使ってみた感想では、スマホ依存が軽減された。
以前は、外を歩いているとき何気なくスマホをいじったりしていたのだが、ハンドスピナーを購入して以来、無意味にスマホに触れることがめっきり減った。
もちろん、これはスマホのかわりにスピナーをいじるようになっただけなのだが、長時間のスマホは目に悪いので、スピナーで遊んでいるぶん健康的になったわけだ。
また、自宅で映画やドラマを見ている最中にスマホをいじることもなくなった。とにかく、何かをいじりたくなったときはスピナーで遊ぶ、という習慣ができた。
回転が生み出す模様は美しい。それを眺めていると、なんとなく心が落ち着いてくる。これは確かに、集中力が上がるかもしれない。
日頃、ついスマホを触ってしまうという人や、なんとなく落ち着かない気分を抱えている人は、ハンドスピナーを試してみるといいかもしれない。