恥ずかしいから、具体的に何キロとは言わないが、太ってきてしまった。もちろん、運動しなかったことが原因だ。これは僕の落ち度なのだが、ひとつ言い訳をさせてもらうと、鬱が悪化して以降はとてもじゃないが運動できるような体調じゃなかった。
最近、ようやくだが、少しずつ運動できるようになってきた。マラソンとかはできないが、ジョギング30分程度ならできる。そこで、本格的にダイエットを開始しようと思い、かねてから気になっていた「Fitbit Alta HR」を購入した。
Fitbitとは?
まず、Fitbitとは何かについて。
簡単に言えば、多機能型の歩数計だ。運動した距離や歩数、消費したカロリーなどを記録することができる。
現在のFitbitはスマホアプリとの連携がほぼ必須になっていて、記録したデータはインターネットを通じてサーバーに保存され、いつでもどこでも(Webからも)確認することができる。
ほかにはソーシャル機能もあり、友達とデータをシェアして競い合うこともできる。
最新デバイス「Fitbit Alta HR」について
今回、僕が購入した「Fitbit Alta HR」(AltaHR)は、Fitbitの最新デバイスに当たる。リストバンド型で非常にスリムであり、重量は約27gしかない。
Fitbitは基本的に、ずっとつけっぱなしにしておく製品なので、なるべく軽いほうがいいだろうと思った。実際に使い始めてみると、この判断は正解だった。
主な機能としては、AltaHRは心拍数を計ることができる。それも、いちいちボタンを押すタイプではなく、腕に巻いているあいだ自動で計測してくれる。
さらに、エクササイズも自動で認識してくれる。歩いているときはウォーキング、走っているときはランニング、自転車に乗っているときはサイクリングというふうに(ただし、水中での使用には対応していないので、水泳は記録できない)。
加えて凄いのが、睡眠も記録してくれる点だ。眠っているあいだも装着していると、デバイスが自動で睡眠時間と質を認識、記録してくれる。自分が実質的に何時間眠っていたのか、レム睡眠、浅い睡眠、深い睡眠はどの程度あったのか、アプリで可視化することができる。
実は、僕がAltaHRを購入した2番目の理由が、この睡眠記録だった。現時点で、この機能はAltaHRにしかない(一部の機種は今後のアップデートで対応予定)。
AltaHRにはほかにも、
- 時計
- サイレントアラーム
- 運動リマインダー
- 着信、テキストメッセージ、カレンダー通知
といった機能がある。
ちなみにバッテリーの持続時間は、最大で7日間。バッテリー残量ゼロの状態からフル充電まで2時間ほどなので、毎日、風呂に入っているとき充電しておけば、実質的にずっと装着しつづけることができる。
使ってみてわかったこと
運動の目標を設定することができるのだが、今のところ、毎日5000歩で行っている。公式は1日1万歩を推奨しているが、体調が悪くなる日を考慮して、その半分から始めることにした。
睡眠記録は期待どおり。データによれば、僕はだいたい、ベッドで横になってから1時間後に睡眠に入るようだ。つまり、午前0時から8時まで寝ようと思っても、実際には7時間の睡眠しかならない。今後は、こういうデータも考慮して寝る必要がある。
アプリでよかったのが、水分補給を記録することができること。公式によると、健康維持のためには1日に約1.8リットルの水分補給が必要らしい。Fitbitのアプリでは、自分が今、どれくらいの水を飲んだのか、逐一記録をつけられる。
また、食事を記録することも可能だ。これによって、自分が摂取したカロリーと消費したカロリーの収支をグラフで知ることができ、「昼は食べ過ぎたから夜は控えめにしよう」とか、そういう判断がとれる。
このように、Fitbitにはさまざまな機能があって、単に歩数を記録するだけにとどまらず、エクササイズを促すような作りになっている。買ってみてよかった。ダイエットを始めようと考えている人には、本当におすすめだ。