特別お題「年末年始に観るべき海外ドラマ」キャンペーン by Netflix
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はてなブログ × Netflixの特別お題「年末年始に観るべき海外ドラマ」に乗っかってみる。
最初は自分が好きなマーベル系のドラマを紹介しようと思ったが、既にいいだけ感想を書いているので、今回は違うものに。
さて、何を紹介しようかなと悩んでいたところ、なぜか頭に『ブラック・ミラー』がちらつく。いやいや、さすがにこれをはまずいだろうと思ったのだが、どうしても頭から離れてくれない。仕方なく、決心して紹介することにした。
『ブラック・ミラー』は、Netflixのオリジナルドラマ。制作はイギリス。現在はシーズン3まで配信されている。ドラマといっても連続したストーリーはなく、1話ごとに完結する。その点では敷居が低いとも言えるが……。
まあ、まずは予告編を見ていただこう。
どことなく不穏な空気が感じられただろう。そのとおり、『ブラック・ミラー』はけっして気持ちがいいドラマではない。
この作品は「テクノロジー」と「人間の業」をテーマに、それら2つが重なったときに生じる歪みを描いている。ストーリーの結末は、概してバッドエンドだ。
視聴の際は、気分が悪くなることを覚悟していただきたい。
それでも、試しに見てみようという方のために、本作の雰囲気を予め伝えておこう。
僕は現時点でシーズン1とシーズン2の全話を視聴している。その中でも特に強烈だったのが、シーズン1の第1話だ。この話のあらすじはこうだ。──イギリスで、国民的人気を誇るスザンナ姫が何者かに誘拐される。犯人はスザンナ姫を無事に解放するための条件として、「首相と豚が◯◯(自主規制)し、その模様を全国に放映すること」を要求する。自主規制した◯◯に入る部分は、いわゆる18禁行為のことだ。
このあらすじの時点で、本作がいかにやばいかはわかってもらえると思う。こんな強烈なのを第1話に持ってくるなよ……。
しかし、逆に捉えれば、シーズン1の第1話さえ乗り切ってしまえば、あとは問題なく見られると思ってくれていい。続く第2話は近未来の管理社会を描いているが、第1話に比べたらなんてマシなんだろう……と、一種の安堵感か得られる。
もちろん、その安堵感は一瞬だけのものなのだが。
『ブラック・ミラー』には、このほかにも「亡くした恋人を再現できるサービスの話」や「罵詈雑言を繰り返すだけのアニメキャラが政治家に立候補する話」、「自分の人格や記憶をコピーしたプログラムの話」などがある。そのどれもがディストピア感にあふれており、人間の邪悪さに吐き気を催すものばかりだ。
「そんなの年末年始に見たくないよ!」という人も多いだろう。だが、ちょっと待ってほしい。年末年始は浮かれた気分になりやすい。だからこそ、それに対するアンチ的なものが必要なのではないだろうか。年始の休日が終われば、また仕事が始まる。いつまでも浮かれた気分を引きずってはいられない。そんなときに『ブラック・ミラー』を見れば、きっと気分がリセットされることだろう。