個人番号カード(マイナンバーカード)を申請し、ようやく受け取れたので、記録がてらこれまでの流れをレポートしておく。
個人番号カードを申請
昨年、通知カードと一緒に個人番号カードの申請のやり方が書かれた書類が送られてきたので、そのとおりに申請した。申請の方法はいろいろあったが、僕はスマホから申請した。写真も、スマホで自撮りしたものを使った。どこかに出かける必要もなく、全部家のなかで行えて、便利な時代になったなあ……と思った。
その後、カードの準備ができたら手紙で通知するとのことだったので、ひたすら待つ。
個人番号カードの受取日を予約
申請の処理は1月から行われているはずだが、手紙が届いたのは今月になってからだった。やはり、全国的なカードなので時間がかかっているようだ。
ところで、僕はてっきり手紙が届いたらすぐに受け取れるものと思っていたのだが、実際にはそうではなかった。現場の混雑を防ぐため、完全に予約制で交付しているという。ネットから予約状況を見てみると、最短でも1週間後になることがわかった。ここでも待たなければいけない。しかたがない。
登録すると、受取日の1週間前と前日にリマインドのメールが送られてきた。気が利いている。
いざ受け取りへ
ようやく予約した日になったので、手紙に書かれていた受け取り場所へ向かった。手紙を読んだ感じだと、受け取り場所も隠したほうがいいみたいだったので、一応ぼかしておく。
まず受付で呼出番号が書かれた紙をもらい、番号が呼ばれたらカウンターへ行く。そこで住民基本台帳カードと通知カードを返納した(返納しますよ、という書類を書かされる)。この際、本人確認書類(免許証やパスポートなど)も提出するのだが、顔写真入りの住民基本台帳カードの場合は不要となる。
その後、カードの準備をするとのことなので、座席に戻ってまた番号が呼ばれるを待つ。10分後に呼ばれたので、今度は別のカウンターへ。このカウンターにはタッチパネル式のパソコンが置いてあり、ここで個人番号カードに関するパスワードを設定する。
個人番号カードに関するパスワードは、以下の4種類がある。
- 個人番号カード暗証番号
- 券面事項入力補助情報暗証番号
- 公的個人認証情報の利用者証明用暗証番号
- 公的個人認証情報の署名用暗証番号
なんだか、名前が既に呪文みたいだ。
このうち、1番から3番までは4桁のパスワードで、特に希望がなければ同じパスワードを設定することができる。ただし、4番のパスワードは「英数字混在」で「6文字以上16文字以内」にしなければならない。なお、アルファベットは必ず大文字になるので、その点も注意が必要だ。
ちなみに、タッチパネルのモニターはこっち側に向けられていて、職員のほうからは見られないようになっている。ちゃんと配慮してあるな、と感じた。これがケータイショップだと、店員がじかにパスワードを打ち込んだりするので。
ともかく、このパスワードの設定が完了すれば、晴れて個人番号カードを入手できる。また、カードと一緒に透明なプラスチックのケースももらえた。このケースは一部がグレーになっていて、これにカードを入れることで裏面のマイナンバーを隠せるようになっている。本人確認の書類として使うときも安心というわけだ。
感想
「持っていればそのうち役に立つだろう」と思って申請した個人番号カードだったが、今のところは特に使い道がない。受け取りまでに時間がかかったことを思えば、すぐに申請することもなかったかな、と思っている。とにかく、申請から受け取りまでに時間がかかるのが玉にキズだ。ちょうど交付がはじまったばかりの時期なので、もう少し時間がたてばスムーズに受け取れるかもしれない。
ちなみに、カードのデザインははっきり言ってダサい。あまり期待しないように。