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姫呂ノート

散文的な個人ブログ

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【書評】『ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム』(谷口忠大)

読書
 
せっかく読書をしているので、備忘録をかねて書評記事を書こうと思った。そこでふと、書評とはなんだろうと疑問になって、ネットで軽く検索してみたところ、「ビブリオバトル」の記事を発見した。記事によると、ビブリオバトルとは、数人が集まってそれぞれ好きな本をプレゼンし、どの本が一番読みたくなったのかを投票で決定する戦いであるという。興味を持ったので、ビブリオバトルの本を読んで詳しく調べてみることにした。
 
 
『ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム』は、ビブリオバトルの考案者である谷口忠大氏が直々に執筆した本だ。ビブリオバトルとは何か、どう遊べばいいのかといった基本的なことから、ビブリオバトルの誕生と広がりといった社会との関わりについてまで、考案者だからこその充実した内容が書かれている。
 
ビブリオバトルの公式ルールは以下のとおり
  1. 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
  2. 順番に1人5分間で本を紹介する。
  3. それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2〜3分行う。
  4. すべての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員1票で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。
面白いのが、原則としてレジュメやプレゼン資料の配布等はしないという点。事前の綿密な準備ではなく、いかに本番で即興的に話せるかが重要となる。著者によれば、事前の準備をアリにしてしまうと、レジュメや資料を読み上げるだけの平板な発表になってしまいがちだからこのようにしているという。
 
上のルールだけでは実際の雰囲気はわからないだろう。そういう人のためにも本書は配慮している。小説形式で、架空の大学の研究室を舞台にビブリオバトルを遊ぶ様子が描かれる章があるのだ。この章のおかげで僕もビブリオバトル雰囲気を掴むことができた。
 
本書を読んでみて、僕はますますビブリオバトルに興味を持った。ほぼぶっつけ本番というところが敷居が高い(特に不安障害持ちには)のだが、いつかは挑戦してみたい。著者によると、メジャーな本はチャンプ本に選ばれにくいらしく、「意外な良書」が勝ち筋で、そういう本に出会えることがビブリオバトルの存在意義でもあるという。「意外な良書」なら、僕にもいくつか覚えがある。自分が好きな本がどれだけ受けるか試してみたいものだ。
 
ビブリオバトル公式サイトがあったので、リンクを貼っておく。
http://www.bibliobattle.jp/