読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

姫呂ノート

散文的な個人ブログ

スポンサーリンク

自分を救えるのは自分だけ

雑記

精神科を受診して、わかったことがある。それは、結局のところ、自分を救えるのは自分だけだということだ。今回は、そのことについて書いていきたい。

以前にも書いた(社交不安障害のカテゴリーを参照)が、僕はいろいろあって精神の限界に達して精神科を受診した。そのことは間違っていない。むしろ、もっと早く受診しておけばよかったと思ったくらいだ。

しかし、精神科に過度の期待を抱いていた感は否めない。医師の言うとおりにしていれば治るだろうという甘えがあった。

そうではない。医師は、適切な薬を処方し、今後の指針をある程度までは示してくれるが、結局のところ、最終的には自分でなんとかしなければならないのだ。自分で恐怖に堪え、自分で解決策を見出さなくてはならない。医師はその手伝いをするに過ぎない。

僕に関していえば、確かに薬をもらったおかげで状態はましになった。限界だった頃はまともに眠ることさえできなかった。夜中に突然目覚めては、あまりの息苦しさで死にそうな思いをしていた。それがなくなったことは大きい。しかし、そこから先、「今後どうやって生きていけばいいのか」という不安までは解消できなかった。薬は、体調を安定させることはできでも、根本的な恐怖心や不安感までは治療できない。それは、自分の力で乗り越えるしかないのだ。

プロである医師でさえ手伝い程度のことしかできないのだから、素人の他人にできることなどたかが知れているだろう。

ネットやテレビなどで、身近な人……家族や友人に救われたという感想を目にすることがあるけど、少なくとも、僕の人生において、他人の干渉で何かが良くなったことは一度もない。むしろ、自分の状態を説明するのに骨が折れるくらいだ。

もちろん、優しい言葉をかけてもらえると嬉しい。だが、それは結局のところ一時的な心地よさであって、少し時間が経てば、また苦痛が甦ってくる。家族や友人が、本当の意味で自分を救ってくれることなどありえない。

念のために言っておくが、僕は、医療機関や周りの人に助けを求めることを否定しているわけではない。自分を助けてくれるものは積極的に利用すべきだ。ただ、最後の最後で自分の問題を解決できるのは、やはり自分だけなのだ。「誰かが自分を救ってくれないだろうか」といくら期待しても無駄だということ。今回、精神科に助けを求めてみて、そのことがよくわかった。