アイアン・フィスト シーズン1 第7話「巨悪の巣窟」レビュー

「自分たちの良心に聞いてみれば正しいことだと分かる」


Netflix限定オリジナルドラマ、『アイアン・フィスト』のあらすじと感想。今回はシーズン1の第7話。

前回のレビューはこちら。

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あらすじ

シーズン1 エピソード7 - 巨悪の巣窟

隠れ家で就寝中だったハロルドのもとに、ヤミノテの手下2人が現れる。ダニー・ランドがアイアン・フィストだと知られた今、彼らは「ダニーの正体を知らせなかった」としてハロルドに制裁を加えに来たのだ。

そこへ決闘を終えたダニーが戻ってくる。すぐさま戦闘になり、手下たちを倒すことに成功する。ハロルドは、手下2人をナイフで殺害する。その様子を見て、ダニーは困惑するのだった。

ダニーが隠れ家を出ていったあと、ハロルドはウォードを呼び出す。赴いたウォードは、父が死体を損壊している姿を見て吐き気を催す。そしてハロルドは、2人の死体を川に捨ててくるよう命じる。命令を実行するウォードだったが、彼の精神は限界に達し、ニューヨークから逃げることを決意する。

コリーンのもとに、バクトという男が訪ねてくる。バクトは彼女の「先生」だった。「アイアン・フィスト=ダニー・ランドの様子を今後も観察してくれ」と、バクトはコリーンに頼む。

翌日、ダニーが出社すると、マダム・ガオが訪ねてくる。驚くダニーに、ガオは「私は昔から会社にいる」と答える。

ガオは、先日の決闘で、ダニーが勝負を棄権したことに興味を抱いていた。歴代のアイアン・フィストならば、わざわざ1人の命を救うために勝負を投げ出したりしない。そしてガオは、ダニーがアイアン・フィストの使命を捨ててクン・ルンを去ってきたと推察。「使命でないなら、私たちの邪魔はしないで」と忠告する。

エレベーターで降りていくガオを、ダニーは密かに追跡する。ガオは途中でエレベーターを降り、会社の一室で秘密の会議を始める。彼女はランド社を利用して麻薬を売りさばいていたのだ。

ガオが去ったあと、ダニーは部屋に残っていた手下を捕縛する。手下の女は震えていた。女が脅されていることを察したダニーは、ガオを倒すから、ファイルへのパスワードを教えてほしいと頼む。

その後、ダニーは工場の件の会議に出席する。ジョイら幹部はダニーに謝罪の撤回を求めるが、彼女らの意に反して、ダニーは工場の閉鎖を発表する。

その方針に我慢の限界を超えた幹部たちは、ジョイ、ウォード、ダニーを除いて緊急の取締役会議を開く。そしてこの3人を会社から追放することを決定するのだった。

一方、ダニーはファイルから得た情報をもとに、手斧の一味と協力して、ブルックリンのヘロイン工場を襲撃する。そこでラドバンを発見するも、既に彼はヘロインの作り方を吐いたあとで、始末されている最中だった。ラドバンは「ガオはアンジョウにいる」と残し、息絶えた。

ラドバンの最後の言葉にダニーは動揺する。アンジョウは中国の町の名前で、15年前、飛行機が墜落しなければダニーの一家はそこに行くはずだった。両親とガオにはなにか関係があったのか……。ダニーは不安を覚える。

その頃、休暇を取って旅に出ようとしたウォードだったが、秘密の口座の残高がいつの間にかゼロになっていたことに気づく。こんなことができるのはハロルドしかいないと、ウォードは隠れ家に直行する。

ハロルドは、ウォードが会社の金を横領していたことに気づいていたが、あえて黙っていたという。彼は息子を殴り、誰が支配者かを身体で教えようとする。

しかし、それで完全に切れたウォードは、ナイフでハロルドを殺害する。そして先日の死体と同じように、川に捨てるのだった。

感想

ダニーがコリーンと結ばれるが、その後バクトの登場でコリーンにもなにか裏がありそうな感じが漂う。

また、ガオと両親の間になにか関係がありそうだったり、自分が知らないうちに会社を追放されていたりと、今後の困難を予感させる要素がたくさん出てくる。

が、そんなことは比較的どうでもよく、今回の見どころはなんといってもブチ切れるウォードだ。前々から「こいつはいつかやる」と思わせてくれた彼だが、今回でついに一線を越えた。しかし、これまでウォードがされてきた仕打ちを見ていると、「まあ無理もない」というのが正直な感想。前回あたりからそうだったが、ずっと涙目で、顔が青白くやつれていて、追い詰められている感が半端じゃなかった。いやー、面白い。ほんとウォードは見ているだけで面白い。

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