2017年8月 Kindle月替わりセールの中で良さそうな本 6冊

新しい月になったので、Kindleストアの月替わりセールも内容が一新された。今回は、その中からおすすめの本、そして僕自身が気になっている本を合わせて6冊、紹介したい。

内向型を強みにする

つきあい下手、考えすぎ、疲れやすい――

内向的なあなたが長所をいかして堂々と楽しく生きるコツ

この本は既に読んだ。内向型に関する書籍はそれなりに出ており、内容がかぶる点もあるが、それでも本書はいい本だった。

自分が内向型かどうか判断するための自己診断テストもあり、この点でも有用。内向型はいかに生きればいいのか、そのヒントになる。また、内向型ではない人でも、内向型がどのような特性を持っているか知るためにぜひ読んでほしい。

われ笑う、ゆえにわれあり

以前から書きとめていたものがかなりの量になり、出版をしきりに勧めてくれる人がまわりにいなかったので、自分から出版を交渉した結果がこの本である(「はじめに」)。「今日からタバコをやめられる──でなくても禁煙をやめられる」「女性をとことん賛美する」「何も考えないで楽しく生きる方法」など、恐妻家で助手にも尊敬されない大学教授にして笑う哲学者・土屋賢二が、人間についてテツガク的に考察した抱腹絶倒の処女エッセイ集。ロングセラーであります。

土屋賢二さんという哲学者が書いたエッセイ本。そのほとんどがふざけた内容で、ギャグ・エッセイとでも言うべきもの。この本も以前に読んだことがあるが、とても笑えて面白かった。

考えるヒント

「常識を守ることは難かしいのである。文明が、やたらに専門家を要求しているからだ。私達常識人は、専門的知識に、おどかされ通しで、気が弱くなっている。私のように、常識の健全性を、専門家に確めてもらうというような面白くない事にもなる。(中略)生半可な知識でも、ともかく知識である事には変りはないという馬鹿な考えは捨てた方がよい。その点では、現代の知識人の多くが、どうにもならぬ科学軽信家になり下っているように思われる」(本文より)

神が記した本。小林秀雄の専門は批評だが、本書はエッセイ集で、誰でも前知識なしで読むことができる。そのため、小林秀雄の入門にはうってつけだ。

僕が小林秀雄に出会ったのは大学時代だが、氏のものの考え方には大きな影響を受けた。昔の本だが、現代でも通用する。どころか、現代では忘れられてしまっていることを発見する手がかりになるだろう。

以下、本文よりちょっと引用してみる。この一文にピンときたら買うべし。

考えるとは、合理的に考える事だ。どうしてそんな馬鹿気た事が言いたいかというと、現代の合理主義的風潮に乗じて、物を考える人々の考え方を観察していると、どうやら、能率的に考える事が、合理的に考える事だと思い違いをしているように思えるからだ。

エゴを抑える技術

謙虚さと自制心が 人生を成功に導いてくれる

私たちは、モノゴトがうまくいかない原因は外部の世界にあると思いがちだ。お金がないとか上司に恵まれていないとか運が悪いとか。しかし実際は私たちの内に潜むエゴこそが、最大の障壁なのである。ここで言うエゴとは誰の心にも存在する、自信や才能と呼べる範囲を越えた過剰な優越感や思い上がりのことである。「自分は特別だ」「自分だけは違う」という思い込みや、「誰よりも認められたい」という欲求は誰しもがもっている。

エゴはいつでも出番を待っている。私たちが社会に飛び出し夢を追いかけているころには教養や知遇を得るのを妨害し、成功にやっとたどり着いたときには、自分の欠点や今後の課題にフタをして見えなくしてしまう。そして失敗するとその精神的打撃をことさら誇張し、間違った方向へと誘導して問題の解決を遅らせる。エゴの甘いささやきは心地よい。しかしそれに酔ってしまうと、人生は思わぬ方向へと進路を変える。エゴは人生の落とし穴だ。その穴に落ちないためにどうすればよいか。

ここからは未読の本。まず『エゴを抑える技術』だが、前日ブログに書いたとおり、ちょっと僕自身のマインドセットを見直そうと思っている。本書は、そのヒントになるのではないかと期待している。

母さんごめん、もう無理だ きょうも傍聴席にいます

「100歳まで頑張る」と話していた98歳の母の首に、74歳の息子が手をかけた――。
これが自分だったら、一線を越えずにいられただろうか?

記者が見つめた法廷の人間ドラマ29編。
朝日新聞デジタルの人気連載、ついに書籍化!

ずっと前に存在を知って気になっていた本。この機会に買ってみようかと思う。基本的には記者が法廷で見聞きしたことを記した本のようだが、あらすじを読んだだけでも重い内容なのがわかる。社会勉強の一環として読みたい。

グレッグのダメ日記

この日記を書くことにした理由はただひとつ。ボクが将来金持ちの有名人になった時、一日中ばかばかしい質問に答えるのがめんどうだからだ。 そういう場合これを出せば一発で解決するからね。 ――アメリカで話題のコメディーよみものが日本にやってきました!

まったく未知の本。あらすじやレビューを読むかぎり、ユーモアに富んだ日記(イラスト+文章)のようだ。表紙とタイトルと見て、直感的に衝動買い。これから読んでみる。