グロ超能力バトルで有名な映画、『スキャナーズ』を初鑑賞した

Netflixに『スキャナーズ』という映画が追加されたので鑑賞した。この映画は初めてだった。数年前にニコニコ動画で「おすすめの映画」として紹介されていたのを見て以来、ずっと気になっていた。

『スキャナーズ』はSFホラーだ。世界観はこの映画が公開された1980年代ほぼそのままだが、「スキャナー」と呼ばれる超能力者が存在する点が異なる。今時の多種多様な超能力が登場するのではなく、スキャナーの能力はほとんどテレパシーだ。他人の思考を読んだり、他人を意のままに操ったりできる。このように、脳を走査(スキャン)することから「スキャナー」と呼ばれている。

ストーリーラインは単純で、記憶喪失のスキャナーが、悪のスキャナーに立ち向かうというもの。主人公のベイルは、悪人のレボックを追ううちに、スキャナーに関する秘密、そして自分自身に関する秘密をも知っていく。

しかし、この王道的な展開に反発するがごとく、作中の雰囲気はとにかく陰鬱だ。ストーリーの中でベイルがどこに行っても──そこが晴れていようが夜であろうが、建物の中だろうが──重苦しい音楽が鳴っている。それが意味するのは、この作品は気持ちいい勧善懲悪ではなく、善と悪の凄惨な殺し合いが描かれるということだ。

その凄惨さは、実際にストーリーの冒頭でまっさきに描かれる。とある会場で、スキャナーが能力の公開実験を行うのだが、場に潜入したレボックによって、このスキャナーは殺されてしまう。その殺害方法が凄まじい。テレパシーで脳へ多大な負荷をかけることで、頭を破裂させるというものなのだ。このシーンは同作の中でも特に有名で、ウィキペディアの作品紹介ページにすら記載されているほど。

YouTubeにそのシーンのクリップ映像があるので、興味がある人は見てほしい。もちろん、グロ注意だ。

youtu.be

このシーンのほかには、ラストバトルも凄い。詳細は控えるが、不気味で気持ち悪く、素手で殴り合ったほうが何百倍もマシだろうとさえ思えるほど、恐ろしい殺し合いが描かれる。このバトルの結末も含めて、まさにホラーだった。

(なお、ウィキペディアの作品紹介ページは、映画のあらすじが全部書かれているので、これから見てみようという方は注意)