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姫呂ノート

散文的な個人ブログ

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クラウドストレージは、ただファイルを保管するだけでは足りない

アプリ・サービス

先日、Dropboxの新機能が発表された。「Dropbox Paper」と「スマートシンク」の2つなのだが、個人的には歓迎しつつも「ちょっと遅かった」という印象。

今回は、これらの新機能を見ていきつつ、現代のクラウドストレージに求められているものを考えていきたい。

純正のドキュメントエディター、「Dropbox Paper」

まずDropbox Paperだが、これはDropbox純正のドキュメントエディターだ。以前からベータ版として提供されていたが、この度、正式にローンチされた。

Dropbox Paperは、オンライン専用のサービスだ。Webからアクセスし、ドキュメントを作成することができる。シンプルさが売りで、感覚的にはMediumのエディターに近い。コラボレーション機能もあり、同時編集やコメントなどが使える。もちろん、Dropbox内のファイルを貼り付けることも可能だ。

まあ、GoogleドキュメントのDropboxバージョンだと思っておけば間違いない。

ローカル保存から解放される「スマートシンク」

これまでDropboxは、デスクトップからアクセスするにはいちいちローカルに保存しておかなければならなかった。この縛りから解放されるのが、スマートシンクだ。

仕組みとしては、デスクトップからアクセスすると、一時的にローカルにファイルが同期される。その後、ファイルを更新するとクラウドにアップされ、ローカルのファイルは自動的に削除される。これにより、「ローカルディスクが満杯で保存できない」という状況を防ぐことができる。

ただ、この機能はちょっと遅かった感がある。ひと昔前だったら歓迎したし、ないよりはあったほうがマシなのだが、Webにアクセスすることが当たり前になった現在では「ローカルディスクにファイルを同期することがまずないのでは?」と思ってしまう。Chromebook使いだと特に。

現在のクラウドストレージサービスは、ただファイルを保管するだけでは足りない。

以前からそうだったが、クラウドストレージは、もはやファイルを保管するだけでは足りなくなっている。ファイル保管+αの機能が必要なのだ。

たとえば、僕は写真のバッグアップにはGoogleフォトを使っている。その理由は保管容量(一定画質までなら無料)だけの話じゃなくて、写真の検索機能だったり、自動で特別な写真を生成してくれる機能が便利だから。そういった+αの機能があるから利用している。

ここへ来て、Dropboxもようやく「ファイルを保管するだけのサービス」から抜け出してきた。ただ、競合他社が先行している現状では、Paperにせよスマートシンクにせよ、ちょっとインパクトが弱い。

もちろん、Dropboxにはまだアドバンテージがある。老舗のストレージサービスとして膨大なユーザーを抱えている。しかし、Googleドライブに移行してしまった僕としては、これだけではDropboxに戻ろうとは思えない。同様に、このまま進化が見られなければ、別のサービスに移行するユーザーはますます増えるだろう。

ここから大きく革新できるかどうか。Dropboxの未来はそこにかかっている。