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姫呂ノート

散文的な個人ブログ

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ジェダイがいないスターウォーズは、まさに戦争〜映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』感想

映画

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』はスターウォーズの外伝にあたる作品だが、なめてはいけない。そこには外伝だからこそ描ける冒険と戦いがある。

『ローグ・ワン』は、本編のエピソード4の直前にあたる物語だ。エピソード4の冒頭で、反乱軍が帝国軍の恐るべき兵器「デス・スター」の設計図を盗みだしたことが説明されるが、本作では、まさにその設計図を盗みだす経緯が描かれる。

ローグ・ワンのあらすじ

主人公はジン・アーソという女性。彼女の父、ゲイレン・アーソは優秀な科学者であり、デス・スターの設計に深く関わっている。本作のオープニングで、帝国軍はゲイレンを無理やり拉致していく。その際に母は殺され、ジンは無法者(ローグ)として生きていくことを余儀なくされる。

10年以上の時が経ち、デス・スターの完成が目前になると、ゲイレンはスパイを通じて、あるメッセージを反乱軍に送る。そのメッセージにはデス・スターの弱点が秘められているのだが、ソウ・ゲレラという過激な戦士によって、その情報は反乱軍全体に共有されずにいた。

そこで反乱軍は、ジンを通じてソウ・ゲレラと接触を図ることにする。ジンは両親を奪われた直後、ある時期までソウ・ゲレラによって育てられており、彼にとってジンは娘も同然だった。

かくして、ジンはデス・スターの設計図をめぐる戦いに巻き込まれていく。

ジェダイがいないスターウォーズ

本作の時代では、ジェダイはもはや伝説の存在と化している。そのため、フォースの存在も眉唾ものとして語られている。

ジェダイがいないスターウォーズ。そこで描かれた戦いは、まさに戦争と呼べるものだった。

本編ではジェダイたちが当たり前のようにビームを弾き返していたブラスターも、直撃すれば死んでしまう恐怖の兵器である。一発の銃弾で無残に人が死んでいく。まさに戦争。そう、『ローグ・ワン』はスターウォーズ初のスパイアクション映画と呼べるものだ。

それだけに、ラストの決戦は手に汗握る展開となっている。次々と倒れていく戦士たちを前に、思わず両手を握りしめてしまう。

キャラクターの薄さは見た目の個性でカバー

映画のスターウォーズといえば基本的に3部作単位だが、本作は1作完結である。そのせいか、本編ほどキャラクターの掘り下げはない。

その欠点をカバーするため、メインキャラクターはそれぞれが個性を強調されている。

  • 主人公のジン・アーソ。ローグ・ワン唯一の女性。
  • 反乱軍の将校でチームのリーダー、キャプテン・アンドー。
  • 盲目のアジア系。スターウォーズの座頭市、チアルート・イムウェ。
  • 赤い甲冑と連射式ブラスターの火力担当、ベイズ・マルバス。
  • 元帝国軍の凄腕パイロット、ボーディー・ルック。
  • ドロイドにしてキャプテンの相棒、K-2SO。

以上はローグ・ワンの主要メンバーだが、一発で見分けがつくようになっている。また、ストーリー中でも見た目に合った個性的な活躍を見せてくれる。なお、ストーリーのドラマ面はジンとキャプテンに集中している。

starwars.disney.co.jp

やはり注目はダース・ベイダー

そして本作一番の注目は、やはりダース・ベイダーの登場だろう。出番は短いながらも、代名詞といえるフォース・グリップによる首絞めや「ベイダー無双」で圧倒的なインパクトを残してくれる。スターウォーズファンなら、ベイダー卿の姿を拝めるだけでも充分な価値があるはずだ。

最後に

この映画を見終えたものは、誰しもこう思うだろう。ローグ・ワンよ、フォースと共にあれ……。