本名を隠している=匿名だから本人特定されないだろう、という勘違い

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インタビューの内容自体は脇に置くとして、上記の記事とブコメを読みながら「匿名」ということについて考えた。

あらすじを説明すると、有名ツイッタラーで編集者のたらればさんが、コルクの佐渡島さんという人にツイート内容から本人を特定されてインタビューを受けた、というもの。

で、案の定はてブには「匿名アカウントなのに本人を特定されて怖い」という感じのコメントがついている。

まあ、今回のケースではたらればさんも嫌そうではなかったので特に問題にはならなかったが、実際に自分がやられたら……と思うと不気味に感じる人が出てくるのは当然だろう。

ただ、1つだけ指摘しておきたいのは、「本名を隠しているからといって必ずしも匿名にはならない」ということ。「匿名」の本質は、自身の正体を明かさないことにある。しかし、ブコメで指摘されているとおり、たらればさんは自身の職業が編集者であることを明かしているだけでなく、自分が編集した本の宣伝ツイートも何度か行っていた。正体を特定できうるほどの個人情報を自ら発信していたわけだ。

つまり、たらればさんのTwitterの使い方は「匿名」というより、「仮名」といったほうが正確なのだ。

で、ネット上には「本名とか住所さえ隠していれば身元バレしないでしょ」と安易に考えている人がいるが、はっきり言って甘い。仕事に関することや身の回りに関することを何度も報告していれば、いつかはバレるのが当然というもの。個人情報とは個人に関するありとあらゆる情報が該当する。けっして本名や住所、生年月日などだけが該当するのではない。

したがって、もし身元バレが怖いのであれば、個人情報を一切つぶやかないという鉄の意志が必要だ。それじゃあブログやTwitterは楽しめないというのであれば、「いつかは誰かにバレる」と覚悟したうえで使うしかない。