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『内向型人間のすごい力』読書メモ④〜「内気では評価されない」から「内向型の特性を磨く方法」まで

『内向型人間のすごい力』という本の読書メモ、パート4。今回で最後となる。

前回までのはこちら。

www.usamihiro.info

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内気では評価されない

ここまで、外向型と比べて内向型が劣っているわけではないということを見てきた。しかし、現実として、アメリカのような社会では自分から発信しなければ評価されない。それは日本でも、年々同様になってきている。

内向型は、外向型のように振る舞うことを学ばなければならない。完全にタイプを変えることは不可能でも、スピーチの場など、発信が求められる状況では外向型のようになる必要がある。

内向型が外向型のように振る舞うために一番必要なのは、信念である。

内向型の人は、自分が重要視する仕事や、愛情を感じている人々、高く評価している事物のためならば、外向型のようにふるまえる。

ここで重要なのは、「自分が本心から大切にしているもののために行動しているか」という点だ。たとえば、自分が愛してもいない仕事のために外向型を演じていれば、いつかストレスで心がやられてしまうだろう。

内向型は、自分が本当はなにを愛しているのか、よく考えねばならない。幸運なことに、考えることは内向型にとって得意分野だ。

自分が愛しているものを見つけるヒント

とはいえ、自分がなにを愛しているのか見当もつかない人もいるだろう。そんな人のために、以下の3つのヒントを提示する。

  • 子供の頃に好きだったことを思い返してみる。
  • 自分がどんな仕事に興味を持っているか考えてみる。
  • 自分がなにを羨ましいと感じるか注意してみる。

「回復のための場所」を作る

外向型を演じるためのコツは、できるだけ本当の自分のままでいることだ。つまり、本当の自分のままでいられる「回復のための場所」を作る。疲れたらそこへ戻り、休息するのだ。

あなたはどんな場所──あるいは状況ならリラックスできるだろう? それをリストアップしよう。できるだけ多く。

内向型と外向型が付き合うには

内向型と外向型は上手くかみ合っていれば、互いに刺激し合い、欠点を補い合う関係になれる。しかし、互いが逆の方向へ進もうとすると問題が生じる。

この問題を解決するためには、互いに相手のタイプの違いを理解するよう務めるしかない。外向型は、自分の意見だけを主張するのではなく、相手の意見にも耳を傾けなければならない。一方、内向型は、相手を前にして黙っているのではなく、自分の意見を主張することを覚えなければならない。

外向型は、中身のない話を軽蔑するように思える内向型が、じつはうちとけた気楽な話ができると知るべきだ。そして、自分がまじめな話ばかりしがちなのはよくないと思っている内向型は、他人からすれば、そういう話ができる有益な存在なのだと自覚するべきだ。

内向型でやり手のセールスマン、ジョンの言葉。

「誰かの家に行ったら、包丁を売ろうとするのではなく、いろいろ質問をします。会話が成り立つかどうかは正しい質問をするかどうかにかかっています」そして現在では、コーチングのビジネスでもジョンは同じ方針で教えている。「相手の心のラジオ局に周波数を合わせようとするんです。相手が発するエネルギーに注意を払います。僕はよく考えごとをしているので、そういうのは得意なんです」

内向型の特性を磨く方法

両親が子供のタイプを受け入れる──子供が内向型だった場合、やることなすことに対して、親はしばしば「これでは駄目だ」と否定しがちだ。たとえば、ずっと独りで読書しているのをよく思わず、無理やりスポーツをやらせたりする。だが、こうした行いは逆効果で、子供の個性を潰してしまうことになりかねない。

内向型の子供のためにあなたができる最良のことのひとつは、新しい体験に対応するのを助けてやることだ。すでに述べたように、内向型は初対面の人に会ったり、知らない場所へ行ったり、はじめてのことをしたりする際に大きく動揺する。だから、慣れない状況のなかで他人とうまくつきあえないのではないかという警戒心を子供が抱いているのを見逃さないようにしよう。

内向型の子供は、周りにいる外向型の子供と自分を比べて、自分は正常ではないのでは……と考えがちだ。親は、そうした子供に対して、「間違っているわけじゃない。ただ、他の子供とタイプが違うだけなのだ」ということを諭していく必要がある。

現実の多くの学校は、外向型の子供向けに作られている。「外向型こそが正解」という無言の圧力が働いているのだ。そうした圧力に負けないようにしよう。

もし、入学する学校を選べるのであれば、以下のような学校を探そう。

  • 生徒1人ひとりの興味を尊重し、自主性を強調している。
  • 集団活動一辺倒ではなく、グループ作業は少人数で実施し、きちんと指導している。
  • やさしさ、思いやり、共感力、社会性を重要視している。
  • 教室や廊下の整理整頓を重要視している。
  • 各クラスは少人数で、整然としている。
  • 「内気」「まじめ」「内向型」「繊細」といった気質を理解している教師を選んでいる。
  • 「学業」「運動」「課外授業」などにおいて、わが子がとくに興味を持っている分野に力を入れている。
  • いじめ防止プログラムに力をそそいでいる。
  • 寛容で地に足のついた教育を校風としている。
  • 知的な子供が多いとか、スポーツの得意な子供が多いとか、わが子の個性に合った生徒が集まっている。

子供に質問するときには、やさしい中立な態度で、具体的にはっきりと訊こう。「今日はどうだった?」よりも「今日の算数はどうだった?」と尋ねるのだ。「担任の先生のことは好き?」よりも「担任の先生のどんなところが好きなの?」とか「どうしてそんなに嫌いなの?」といった具合に。そして、じっくり時間をかけて答えを待とう。親たちがよくやるように、やけに明るい声で「学校は楽しかった?」と訊くのは避けよう。子供はイエスと答えなければいけないと感じとってしまう。