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姫呂ノート

散文的な個人ブログ

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Vineの終了が決定した今、Twitterに対して思うこと

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internet.watch.impress.co.jp

Vineが終了するらしい。Twitterをやっている人なら知っているだろうが、VineとはTwitter社が手がけている動画サービスで、「6秒ループの動画のみ」という縛りを設けることで話題になった。

同時に、Twitter社内の従業員を9%リストラすることも表明されているので、終了の理由は事業再編なのだろう。この件について、Vineを立ち上げた創業者の1人は「自分の会社を売ってはいけない!」と叫んだとか。

とはいえ、YouTubeのように買収されて大成功したサービスもあるので、もともとVineのポテンシャルがその程度だったのではと思わなくもない。6秒ループの動画で面白いコンテンツを作るのは、普通に動画を作成するよりも難しく、それが仇になった感はある。

そのTwitterといえば、少し前まで身売りの噂があったばかり。一時はGoogleかセールスフォースが買収するのではと言われていたが、どうも交渉が打ち切りになってしまったようだ。もし、このときの交渉が成立していれば、Vineは死なずに済んだのだろうか。

Vineの件はともかくとして、Twitterに対しては、思うところがある。

最近、僕はTwitterの使い方を見直していた。Twitter中毒になってきたと感じたので、それを治そうとしたのだ。タイムラインを整理したり、スマホアプリを削除したりといろいろ試していたのだが、その中で一番効果があったのは、フォローしている人のリツイート(RT)を非表示にすることだった。約半分のRTを非表示したところ、タイムラインが非常にすっきりした。そもそもTwitterでいらっとするときは、たいてい流れてきたRTを目にしたときだ。それがなくなったのだから、すっきりしたのは当然といえる。

振り返ってみれば、初期のTwitterにはRTなどという機能はなかった。自分がフォローした人の発言だけがすべてだった。それがいつしか「RT」という引用手段がユーザー間で広まり、やがて公式機能として実装された。そして現在では、RTはもはや普通になってしまった。

今、こうして他人のRTを非表示にしてみると、やはり、自分がフォローしているわけでもない人の発言がいきなり出現するのは、ちょっと乱暴だなと感じる。僕も今後はRTを減らしていこう。

RTは便利な一方で、さまざまな問題を生んだ。炎上しやすくなったり、RT乞食が現れたり、それに付随してパクツイbotなんていうのも出てきた。

もちろん、有益な情報が流れてくるといったメリットもある。それもあって、最初、僕はRTを非表示にすることに抵抗があった。しかし、「本当に有益な情報は、自分から能動的に探したもののみ」と考えて、非表示にしてみた。すると、意外と困らないことがわかった。それどころか、ストレスやTwitterへの依存度が減るというメリットさえあった。

特に、有名ツイッタラーのつぶやきが流れてこなくなったのが一番良い。はっきり言って、有名ツイッタラーのつぶやきこそが最大のストレス要因だった。彼らのほとんどは時事問題に口を出すが、「それ、どこソースよ?」と問いたくなる情報が多々あり、真偽不明の情報を見せられていらいらすることが何度もあった。

そもそも僕はワイドショーのような、専門家でもないただの芸人がしたり顔であれこれ社会問題を語っているのが嫌いだ。今のTwitter上で行われていることは、ほぼワイドショーと同じではないかと思う。語っているのが吉本の芸人か、Twitter芸人かという違いがあるだけだ。

逆に、ガチの専門家で自分の守備範囲にのみ言及するような人の場合はRTを表示している。そういう情報は有益だ。

ただ、基本的にTwitterで情報収集するのは厳しいな、というのが正直な気持ちだ。1次情報は別として、2次情報や3次情報になってくると何が正しいのかわからない。いちいち情報の真偽を確認するのが面倒くさいし、1つ1つが140文字のつぶやきということもあって、情報自体の質も低い。質、量ともに、なにかを学びたいのであれば本を読んだほうがいいだろう。

思えば、Twitterの文化も変わってしまった。最初は、ただ自分がやっていることを一方的につぶやくだけのサービスだった。みんな「お風呂なう」とか「スイカ食べるなう」とかつぶやいていて、今現在、その人が何をしているのかが可視化されている点が面白かった。それが、だんだん自分の生活のことをつぶやく人は減っていき、かわりに「何か面白いことを言おう」「何か偉そうなことを言おう」みたいなマウンティングの空気が支配していった。

僕もそうした空気に引きずられてしまった感はある。そこは反省したい。しかし、Twitter側もそうした空気を後押しし、企業や有名人の参入を促したのではないか。

もともとTwitterは、「くだらないことをつぶやいても良い」というゆるさが魅力だったはずだ。それがどこかの時点で変わってしまったわけだが、身売りが失敗し、社内改編を迫られた今だからこそ、運営・ユーザーともに、「本来のTwitterが持っていた魅力」を思い出すべきなのかもしれない。

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