読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

姫呂ノート

散文的な個人ブログ

スポンサーリンク

デアデビル シーズン2 第13話「地獄にも降る静寂」レビュー

デアデビル

「ヒーローとは何なのか? 鏡を見れば分かる」

「自分は違うと思うかもしれない。耐えたことも、苦しんだことも、愛する者を失ったこともないと。でも、あなたはここにいる。世界で一番危険な街ヘルズ・キッチンで生きてる。臆病者には耐えられない街だから……ここで生きてる誰もがヒーローなのだ。こぶしを血に染めて街を守る者、通りを血に染めて犯罪を止めたいと願う者、軽んじられる命を守りたい者も……。でも、この街には天使も悪魔も、金持ちも貧しい者もいる。街があなたを呼び寄せたのだ」

「ヒーローとは雲の上の存在でも、神でも想像の産物でもない。ヒーローはこの街に住んでいる。私たちと一緒に。でも、ほとんど気づかれない。鏡を見れば自分の本当の姿がきっと分かる」

「あなたはニューヨーカー」

「あなたはヒーロー」

「ここはあなたの街」

「おかえりなさい」


Netflix限定オリジナルドラマ、『デアデビル』のあらすじと感想。今回はシーズン2の第13話。

前回のレビューはこちら。

www.usamihiro.info

あらすじ

シーズン2 エピソード13 - 地獄にも降る静寂

ヤミノテは、エレクトラ奪還のため、最大の障害であるデアデビルを抹殺することを企てる。一方、マットとエレクトラも決戦に向けて準備を進めていた。デアデビルは、仕立屋から新たな武器、「ビリー・グラブ」を受け取る。

フォギーは、大手弁護士事務所の弁護士ホガースと会食する。ホガースはパニッシャー裁判におけるフォギーの手腕を評価し、ぜひ自分のところの事務所に入ってほしいと勧誘する。

久しぶりに自宅に帰ったフランクは、しばし思い出に浸ったあと、戦闘の準備をする。警察の無線を傍受しつつ、ボディアーマーにスプレーでドクロのマークを描く。それは、彼の今後の生き様を表したものだった。

アパートに戻ったマットに、フォギーから電話がかかってくる。刑事のブレットが謎の集団に襲われたのだが、男たちはブレットからデアデビルに関する情報を聞き出したという。

マットは、デアデビルとしてブレットに接触する。ブレットは、男たちにデアデビルの資料を奪われたと話す。その資料には、これまでデアデビルが助けてきた人々のリストが記録されていた。そのリストには、当然、カレン・ペイジの名前もある。

デアデビルはカレンの自宅に駆けつけるが、既に彼女はヤミノテによってさらわれたあとだった。

その頃、カレンはほかの人々とともにトラックで移送されている最中だった。覆面の男たちが銃を突き付けて威嚇してくる。彼女らは知る由もないが、男たちはヤミノテだった。ヤミノテは、デアデビルをおびき寄せるために、今までデアデビルが助けてきた人々を誘拐したのだ。

カレンたち人質は、廃墟になった建物に押し込められる。しかしその場所は、ある偶然によって警察の知るところになった。すぐにパトカーが出動し、警察の無線を聞きつけたデアデビルも建物へ向かう。

ヤミノテが人質に暴行を働こうとしたとき、デアデビルが窓を割って飛び込んでくる。デアデビルは部屋にいた戦闘員を倒すと、人質を逃がす。

脱出したカレンは、外にいたブレットに保護される。そこにフォギーも駆けつける。建物内では、未だデアデビルとヤミノテの戦いが繰り広げられていた。しかし、入口はヤミノテによって封鎖されているため、警察はうかつに突入できない。

デアデビルはエレクトラと合流したものの、屋上へ追い込まれつつあった。屋上にもヤミノテが待ち構えている。逃げ場はなく、もはや挟み撃ちになるのを覚悟で戦うしかない。

マットは、もしこの戦いで生き延びられたら、今後はエレクトラについていくことを約束する。自分の最大の理解者であるエレクトラを守ることが、今の彼のすべてだった。

デアデビルとエレクトラは屋上へ赴く。そこにノブも現れ、最後の戦いが始まる。

ノブはデアデビルと1対1で戦い、戦闘員はエレクトラをとらえようとする。しかし、ビリー・グラブを手にしたデアデビルはノブといえと簡単に打倒できる相手ではない。また、戦闘員は無傷でのエレクトラ捕獲を試みていることが仇になり、隙をつかれて次々と殺されていく。

気づけば、戦いはヤミノテ側が劣勢になっていた。だが、ノブは底力を発揮し、一気にデアデビルを追い込む。そして刃物で串刺しにしようとするが、そこにエレクトラが割って入る。

胸を貫かれたエレクトラは死亡してしまう。マットは悲しみに暮れ、ノブは動揺する。

再び立ち上がったデアデビルに対し、ノブは残りの戦闘員をけしかける。そのとき、銃声音が鳴った。戦闘員が次々と倒れていく。デアデビルが音がした方向を見ると、ドクロのスーツを着たパニッシャーが、狙撃銃を構えていた。

パニッシャーの援護により、ついにヤミノテはノブを残すのみとなった。デアデビルは格闘戦の末、ビリー・グラブを巧みに操って、ノブを屋上から投げ飛ばした。

「じゃあ、またな」そう言い残して、パニッシャーは去っていった。死闘が終わり、静寂がおとずれた。自警団と裏組織の戦い。最後に立っていたのは、マット1人だった、

こうして、2つの事件が終わった。マットたちは、それぞれの道を歩み始めた。フォギーはホガースの事務所で再出発、カレンはニューヨーク・ブレティンの記者、フランクは自宅を爆破し、自警団「パニッシャー」として悪人を裁く。そして、マットは……。

後日、マットはネルソン&マードックの事務所があった場所にカレンを呼び出す。そして彼は、カレンにあるものを見せる。それは、「ヘルズ・キッッチンの悪魔」の赤いマスク。

「僕がデアデビルだ」このマットの告白とともに、物語は幕を閉じるのだった……。

感想

シーズン2最終話。

最後にはすっきり終了したシーズン1と違い、シーズン2はなんとも切ない後味が残った。エレクトラは死に、ネルソン&マードックは閉業、3人は離ればなれになり、気づけばマットに残されたものは何もない……。

そして、最後に自分の正体を告白するマット。続きが気になる終わり方だが、おそらくこれは『ディフェンダーズ』につなげるためだと思われる。今のところ『デアデビル』のシーズン3をやるという話は聞かないので、この続きを『ディフェンダーズ』で描くのだろう。『ジェシカ・ジョーンズ』からホガースがゲスト出演したのも、それに絡んだものだと予想する。

アクション面では、デアデビルの愛用武器である「ビリー・グラブ」がようやく登場し、さらに幅を広げてくれた。ドラマ面が切ない一方でアクション面は派手さが増しており、最終回にふさわしい出来だった。

さて、前回で対照的な道を選んだパニッシャーとエレクトラだが、今回の話で見事に命運が分かれた。人間としての道を選んだエレクトラは、マットを守って死亡。一方のパニッシャーは「フランク・キャッスル」としての人生にケリをつけ、新たな道を歩み出す。なんとも皮肉な結末だが、最初から最後までぶれなかったパニッシャーだけが自分の道を切り開くのは、当然といえば当然か。最後のシーンを見るかぎりではエレクトラも再登場がありそうなので、今後の展開に期待しよう。

そういうわけで、『デアデビル』シーズン2のレビューは今回で終わり。次のマーベルのドラマシリーズは『ルーク・ケイジ』の予定で、配信開始は9月だ。楽しみに待つとしよう。

www.netflix.com

スポンサーリンク