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姫呂ノート

散文的な個人ブログ

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【書評】『偏愛マップ ビックリするくらい人間関係がうまくいく本』(齋藤孝)

読書

偏愛マップ―ビックリするくらい人間関係がうまくいく本 (新潮文庫)

偏愛マップ―ビックリするくらい人間関係がうまくいく本 (新潮文庫)

最近、Twitterで「偏愛マップ」というものを目にするようになり、気になったので本を読んでみた。

『偏愛マップ ビックリするくらい人間関係がうまくいく本』は、偏愛マップの説明から、実際に行ってみた事例まで取り上げている。この本を読むことで、偏愛マップのことがよくわかった。

偏愛マップとは何か

「またたく間に話題ができるコミュニケーション・メソッド」と、著者の齋藤孝氏は定義している。自分が好きなものを羅列したマップを相手と見せ合うことで、瞬時に互いの趣味趣向を理解し、そこに共通の偏愛があれば一緒に盛り上がることができる。

「偏愛」の言葉のとおり、「偏っているくらい好き」なものでなければならない。その時々の流行で手を出したような「ちょっと好き」はNG。

自分の偏愛の数々を公開することで、同じ偏愛を持つ人とつながる。それが偏愛マップだ。

(偏愛マップの例 本書13ページより)

偏愛マップのコツとルール

  • 対面で見せ合う場合は二人一組でやること。3人以上だと外れ者が出てしまうため。
  • 「あなたが偏愛しているそれ、私は大嫌い」と言わないこと。少々つっこむのはあり。
  • 偏愛は具体的に書く。抽象的だと話が盛り上がらない。
  • マップの作り方はそれぞれ自由。箇条書きでもいい。

(偏愛マップのバリエーション 本書15ページより)

偏愛マップ合コンの事例

本書で一番興味深かったところ。

著者の齋藤孝氏が偏愛マップを活用した合コンを開催してみたところ、会場はもの凄い熱気に包まれ、大成功だったという。あまりの盛況ぶりに、急遽二次会を開催したところ、なんと全員が参加したとか。

また、この合コンで、女性は想像以上に書き方にこだわる(中身よりもデザインで判断する)こと、趣味の幅が広がっていて、どんな話でもできそうというふうなマップが好評だったことがわかった。

偏愛マップ合コンなら、一発で相手の趣味趣向がわかるので、自然と話題も作りやすい。これが普通の合コンだと、手探りで相手の興味を引かなければならない。偏愛マップ合コンは普通の合コンよりも効率的で、なおかつ、ずっと楽しい。このタイプの合コンが増えると面白そうだ。

いろいろな場面で偏愛マップを

著者は、仕事の場面でも偏愛マップを活用することを推奨している。偏愛マップを公開することで、職場の風通しが良くなるだろう、と。また、親子やカップル、高齢者同士の集まりでも活用を勧めている。要は、あらゆる場面で偏愛マップは有用ということだ。

面白いと思ったのは、「偏愛マップ名刺」というアイデア。これは実際に著者の知り合いのライターがやっているらしく、「どんな趣味があり、どんなことに詳しく、どんなことを考えているのか、かなりわかる。仕事も頼みやすいし、仕事以外の誘いもかけやすい」とのこと。

円滑なコミュニケーションのためには、まず相手に自分のことをわかってもらうことが先決だ。偏愛マップは、「自分をわかってもらう」ための効率的で効果的なツールなのである。

偏愛マップ―ビックリするくらい人間関係がうまくいく本 (新潮文庫)

偏愛マップ―ビックリするくらい人間関係がうまくいく本 (新潮文庫)