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姫呂ノート

散文的な個人ブログ

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ジェシカ・ジョーンズ 第1話「AKA レディース・ナイト」レビュー

ジェシカ・ジョーンズ

「眠らない街、ニューヨーク。でも誰かと寝るのは盛ん。私には好都合、浮気者は金になる。人のあら探しが私の仕事よ、私に向いてるみたい」

「真実は人々に選択を迫る。事実を否定するか、あるいは行動を起こすのか──」


Netflix限定のオリジナルドラマ、『ジェシカ・ジョーンズ』のレビューを今回より開始していく。

このドラマは、元スーパーヒーローのジェシカ・ジョーンズが、自身にトラウマを植えつけた最悪の犯罪者キルグレイブに立ち向かっていくというストーリー。映画『アベンジャーズ』シリーズや『デアデビル』とは同一世界を舞台にしており、先行で放映開始した『デアデビル』と比べ、特殊能力者の存在がピックアップされている。主人公のジェシカ、宿敵のキルグレイブ、そして後にジェシカの恋人になるルーク・ケイジの3人の能力者が登場し、彼らの絡み合いによって物語が進んでいく。

では、第1話のあらすじを紹介しよう。

あらすじ

エピソード1 - AKA レディース・ナイト

私立探偵のジェシカ・ジョーンズ。ズボラで大酒飲み、短気ですぐ切れる。そして元スーパーヒーロー……怪力と飛行能力で街の犯罪者と戦っていたが、ある事件をきっかけにヒーロー稼業を引退した。現在は金欠で、知り合いの弁護士ホガースに仕事を斡旋してもらったり、夜になると、気になる男性ルーク・ケイジがバーのマスターをやっている様子を遠くから盗撮したりと、いろいろな意味で不安定な生活を送っている。それもすべては、彼女に大きな心の傷を負わせた、ある男が原因だった。

そんなある日、ジェシカは、とある夫婦から行方不明になった娘を捜してほしいという依頼を受ける。娘の名前はホープ、女子大生である。彼女のルームメイトの元をおとずれ、話を聞いてみると、「男と一緒にどこかへ消えた」という話だった。

仕事をこなす合間、ジェシカはついにルーク・ケイジと対面し、彼と一夜をともにすることに成功する。しかし、ルークの部屋の洗面所の棚にあった女性の写真を見た瞬間、ジェシカの最悪な記憶が甦り、彼女は逃げるようにルークの元から去る。

そんなことがありながらも、ジェシカはホープの行方を捜しつづける。その過程で、彼女は見覚えのあるレストランに行き着いた。まさかと思いながら店員に話を聞いてみる。店員によると、ホープは男性と一緒に入ってきた。その男性が店員に命令すると、店員は命じられるがまま、先に座っていた客をどかせて奥の席にふたりを案内。ソムリエは高級ワインを無料で提供、シェフは今はやっていない料理を、以前そこで勤めていたシェフにレシピを聞いてまで提供するという異常な事態に。

そんなことができる男はひとりしかいない。ジェシカは、あの男が帰ってきたことを悟る。すぐにホープの両親にここを離れるよう忠告すると、自分も飛行機で遠くへ逃げようとする。しかし、チケットを買うための金がない。そこで彼女は、親友のトリシュを頼る。事情を話して金を貸してもらおうとするジェシカだったが、トリシュから、男に立ち向かってホープを助けるよう叱咤激励されてしまう。

一度は恐怖で逃げようとしたジェシカだったが、ホープ救出のため、立ち向かうことを決意。既にホープの居場所はわかっていた。あの男はかつてのジェシカとのデートコースを再現している。ならば、宿泊しているホテルもあそこに違いない……。はたして、過去あの男と一緒に泊まった部屋に行ってみると、確かにホープはそこにいた。彼女は、ベッドの上から動かないよう「命じ」られていた。

どんな人間でも操ることができるあの男……キルグレイブは、そこにはいなかった。ジェシカは、「命令」されているホープを担いで、無理やりベッドから引き剥がす。そして事務所(アパートの1室でジェシカの自宅でもある)で保護し、彼女の両親が到着するのを待った。

両親はすぐにやってきた。彼らは娘が戻ってきたを喜ぶ。ジェシカは、そんな彼らに、すぐにここから遠くへ離れるように言う。両親は未だ事情が飲み込めていない様子だったが、ジェシカの忠告に従い、娘を連れて帰ろうとする。

ジェシカが事務所を出ると、ホープと両親は正面のエレベーターに乗り込むところだった。エレベーターのドアが閉まろうとした瞬間、ジェシカは、ホープが自分のバッグから拳銃を取り出すのを目撃する。そしてドアが閉まりきると同時に銃声と悲鳴が……。ジェシカは急いで階段を降りる。1階でエレベーターのドアが開くと、そこには血まみれになって死んでいる両親と、笑っているホープの姿があった。この光景こそ、キルグレイブの真の狙いだったのだ。

キルグレイブの命令を実行したホープは正気に戻り、自分が両親を撃ち殺したという事実に、恐怖と混乱で叫び声をあげる。「助けて!」と絶叫するホープ。

そんな彼女をよそに、ジェシカはふらふらした足取りでアパートの外に出る。キルグレイブの恐怖が再び甦ったのだ。しかし寸前のところで、ジェシカはホープを救うため、意を決してアパートに戻っていく。

こうして、ジェシカ・ジョーンズとキルグレイブの戦いが始まった。それは多くの人々の運命を変えていく戦いだった……。

感想

オープニングが素晴らしい。クラシックな探偵っぽい音楽と荒削りでハイセンスな映像の組み合わせには初見で虜になった。

あらすじでは紹介しきれなかったが、キャラクターも癖がある人物ばかり。

ジェシカとキルグレイブは言わずもがなだが、ほかのサブキャラクターたちも濃い。まず、弁護士のホガースだが、彼女はレズビアンで同性と結婚している。それだけでなく、なんと職場の女性と不倫関係にあるのだ。なんというか、「レズビアンを美化しない、ありのままを描く」という制作者の意思が見えてくる設定だ。また、今回の話でマルコムという黒人男性が登場する。彼は麻薬常習者で、この第1話でも、薬でラリってジェシカの部屋に迷い込むという情けない登場の仕方をするのだが、そんな彼が話が進むに従い、ストーリー上の重要人物になっていく。

『デアデビル』と比べると、『ジェシカ・ジョーンズ』はアクション部分は明らかに劣っている。しかし、そのかわりキャラクター描写がすごい。今後のストーリーで出てくるキャラクターのなかにも、最初と最後でまったく印象が変わる人物が存在する。この作品は、とにかくキャラクターに注目して見てほしい。

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