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姫呂ノート

散文的な個人ブログ

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SMAP解散騒動の雑感

社会

最近になって唐突に騒がれだしたSMAPの解散騒動だが、先日の夜、メンバー5人が生放送で謝罪をした。解散するのか存続するのか、明言はされなかったので確かなことはわからないが、一応、存続する方向みたいだ。

僕個人としては、SMAPが解散しようが存続しようがどうでもいいことだったので、大して興味はなかったのだが、騒動そのものについては思うところがあるので、こうして書き残しておく。

まず、事の始まりはスポーツ紙が「SMAP解散の話が進んでいる」と報じたことだった。当然ながら話自体はもっと以前から内々に進んでいたのだろうが、この報道によって一般国民も知るところとなり、すぐに大騒ぎになった。大勢のファンがいるグループなので、やはり存続してほしいという声があちこちから上がり、彼らの曲を買って応援しようという動きがあった。

一方、なぜ解散などという話が持ち上がったのか、噂によればこういう話だった。長年、SMAPを支えてきた恩人が、内部抗争によりジャニーズ事務所を離れることになり、それに木村拓哉以外の4人がついていこうとした、ということらしい。もしそれが本当なら、曲を買ったファンの行動は、事務所を離れようとした4人にとっては束縛以外の何ものでもなかっただろう。

さて、そんななかでメンバー5人がそろって謝罪をしたわけだが、いろいろおかしな点があった。解散か存続かを明言しなかったこと、木村拓哉とそれ以外の4人でネクタイの色が違ったこと、草なぎ剛が「木村拓哉くんがジャニーさんに謝る機会を作ってくれた」と発言したことなどである。

ネクタイの色が違ったことに関しては、やはり事前の噂どおり、木村拓哉とそれ以外の4人で意見の相違があったことの表れだろう。一応は存続することにしたが、今でも納得はしていないという、あの4人の意思表示だったのではないか。存続を明言しなかったことも、この推測を裏づけている。

そして草なぎ剛の発言は、この生放送の一番のポイントだった。知っている人も多いだろうが、「ジャニーさん」とはジャニーズ事務所の社長であるジャニー喜多川のことである。つまり、あの生放送の趣旨はジャニー喜多川に対する謝罪であると、草なぎ剛は説明したのだ。

これらを踏まえたうえで言いたいのは、そもそもあの5人が謝罪する必要があったのか、ということだ。

最初に国民に対して解散を報じ、騒動にまで発展させたのはマスコミである。最初の報道があってから、あの5人は生放送まで一度も公にはコメントしていない。ファンに心配をかけ、騒ぎを起こしたのはマスコミなのだから、謝罪すべきなのは彼らだ。

また、草なぎ剛が言うように、ジャニー喜多川に対する謝罪だけが目的ならば、そんなことは内々に済ませればいいだけの話だ。わざわざ生放送させる意味はない。

そこで気になるのは、そもそもスポーツ紙に解散の噂を持ち込んだのは誰か、という点だ。一般人が知り得る情報ではないことは明らかなので、おそらく、事務所側の人間が意図的に流した情報なのだろう。「曲を買って応援」という運動も、事務所側が煽った可能性が高い。なぜなら、曲が売れて一番特をするのは事務所だからだ。利益を上げることができると同時に、木村拓哉以外の4人に対する圧力にもなる。一石二鳥の作戦だ。そうして最後に、生放送というかたちで謝罪をさせ、騒動を集結させる。そういう絵を事務所側が描いたのではないか。

ここら辺は真偽は不明だが、いずれにせよ、木村拓哉とそれ以外の4人で意見の相違があったことはまちがいない。それが、あの生放送に表れていた。

今回の騒動を眺めていて、芸能界というのは夢も希望もない世界なのだな、と改めて思い知らされた。解散というとどこかマイナスのイメージだが、実際には転職と変わりがない。自由に転職できない世界というのは、夢も希望もないに等しい。そういう世界をメディアを使って突きつけたのが今回の騒動だと僕は認識している。

数年前には漫画やアニメの悪影響がどうとか言われていた(今もたまに言っている人がいる)けど、それより今回のような騒動のほうがよっぽど悪影響だと感じる。そういえば、少し前にもベッキーの不倫騒動があったが、あれも本来は内々で処理すべきものだ。

芸能界の人たちは、もう少し公共の電波を使っていると自覚してほしい。夢や希望ばかり見せろというわけではないが、内々で済ませられるようなくだらない騒動を、わざわざメディアで垂れ流すような真似はやめてほしい。

幻影異聞録♯FE

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