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姫呂ノート

散文的な個人ブログ

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デアデビル 第8話「鏡に映る亡霊」レビュー

デアデビル

「どんな男になりたいか座って壁を見つめてよく考えろ。俺の息子は──弱虫じゃなく、王になるべきだ」


Netflix限定ドラマ『デアデビル』のあらすじと感想。今回は第8話となる。

なお、前回のレビューはこちら。

uhiroid.hateblo.jp

今回のエピソードの主役はフィスク。彼の過去が明らかになる。

覆面の男の登場以降、不測の事態が続いているフィスクだったが、そんな彼の求心力にいよいよ陰りが見えてくる。ほかの組織のボスたちから不満をぶつけられ、見下されはじめる。そういった組織間のパワーバランスの変化と平行して描かれるフィスクの少年時代。過去のトラウマと現在の窮地の両面で追い詰められたとき、彼の前にバネッサが現れる。そのとき、フィスクはどうするのか。

あらすじ

エピソード8 - 鏡に映る亡霊

就寝中にうなされるフィスク。一見すると華やかな生活を送っているようだが、彼にはぬぐいきれないトラウマがあった。そのトラウマは、鏡を見たときに血まみれの少年の姿で現れる……。

ブラック・スカイが殺された件で言い争うノブ(ヤクザのボス)とフィスク。ノブは、「この世界でのお前の立場を覚えておけ」とフィスクに忠告する。

以前、狙撃したブレイク刑事の意識が回復する。まだ口がきけない状態だが、早く手を打たなければ真相をしゃべられてしまう。特殊部隊に護衛されているブレイクを殺すため、フィスクは、ブレイクの相棒であるホフマンを利用しようとする。

フィスクに説得されたホフマンは、ブレイクを殺すため病室に向かう。護衛を騙し、ブレイクに毒物を注射するホフマン。そのとき、窓から侵入した覆面の男に首を絞められ、気絶してしまう。既に毒物が心臓にまで達していたブレイクはまもなく死んでしまうが、その前に、彼は覆面の男に何かを話していた。その後ホフマンは、覆面の男がブレイクを殺したと証言する。

ある日、フィスクの自宅にチャイニーズマフィアのボス、マダム・ガオがやってくる。ガオは、極秘だった自宅の場所を突き止めてみせたうえで、最近のフィスクが不注意になっていることにノブ、リランド、そして自分の3人が不満を抱いていることを語り、「問題を片づけなければ見限る」ということを暗に仄めかす。

その夜、追い詰められたフィスクの前にバネッサが現れる。彼女はウェスリーの計らいで、フィスクを慰めに来たのだ。そんな彼女に、フィスクは自分の少年時代のことを語る。

少年時代のフィスクは、父と母の3人暮らしだった。父のビル・フィスクは、近々行われる議員選挙の立候補者である。家は貧乏だったが、父は「当選すれば懐が潤う」と楽観的だ。

しかし、選挙は父の敗北に終わった。後日、街の不良に父の看板を倒されるという事件が起きる。その男に、フィスクは「お前もお前の親父も負け犬だ」と罵られ、殴られる。その件を知った父は激昂し、男を傷めつけたうえで、息子にも男を何度も蹴らせる。

その後、選挙で負けた件で父と母が口論になり、それがエスカレートして父が母を殴り始める。母を助けようとしたフィスクは、父の頭にハンマーを振り下ろし、殺してしまう。殺人を隠蔽するため、母と子はノコギリで死体を切り刻み、小分けにして川に捨てるのだった。

フィスクの凄惨な過去をやさしく受け止めるバネッサ。こうして彼女という精神的な後ろ盾を得たフィスクは、とある決断をする。それはマットたちの戦略を根底から覆すものだった──。

感想

フォギーとカレンは、ユニオン・アライドの調査をしていることを正直にマットに話す。そしてマットはベン・ユーリックの存在を知り、ブレイク刑事から得た情報を彼と共有することでフィスクに攻撃を仕掛けようとするのだが、そのときフィスクは思いもよらない大胆な手に打って出た……というのが今回のマット側の話。

フィスクの父親は支配的な性格であり、普段は偉そうなことを言っているが、気に入らないことがあれば暴力で黙らせようとする凶暴さを秘めている。以前のエピソードで、フィスクは「暴力に喜びを感じたことはない」と言っていたが、そんな彼が暴力的な行動をとるようになったのはまちがいなく父親の影響だろう。

このフィスクの生い立ちがマットのそれと対比されているのは明らかだ。マットは父を尊敬し、フィスクは父を軽蔑していると一見すると正反対なのだが、実はどちらも父の影響を色濃く受け継いでいるという点では同じなのである。

www.netflix.com

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