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姫呂ノート

散文的な個人ブログ

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アドビの意識調査──若者はコンテンツの信憑性を疑わない傾向にある

社会

アドビ社が消費者のコンテンツに関する意識調査を行っていたらしく、その結果が発表された。それによると、日本のミレニアム世代(若者)は「長めの記事より短めの記事を好み」かつ「コンテンツの信憑性を疑わない」傾向にあるらしい。

アドビによる意識調査の結果

まず、「情報を得る時間が例えば1日に15分程度に限られている場合」において、「長めの記事を読むより、話題となっている短めの記事を数多く閲覧したい」という回答が世界平均63%に対して日本79%と、16%も上回っている。

次に、コンテンツの信頼性──動画の加工、記事の偏向、写真の加工の3つについて質問したところ、そのどれもが世界平均を下回る結果が出ている。

ビデオが加工されていないかどうか疑問視する

  • 世界平均:45%
  • 日本:30%

偏った記事でないか疑問視する

  • 世界平均:48%
  • 日本:30%

写真が加工されていないか疑問視する

  • 世界平均:44%
  • 日本:29%

この結果をどう見るか

「長めの記事より短めの記事を好む」という結果に関しては、日本は昔から短歌や俳句などの短文の文化があるので、特に驚くところではないだろう。問題は、コンテンツの信憑性を疑わない傾向にある点だ。これは、はっきり言ってしまえば「騙されやすい」ということで、詐欺に引っかかったり、扇動に乗せられたりなどの実害が懸念である。特に扇動されるケースにおいては「誤った情報をもとに他人を攻撃する」という最悪の炎上案件に発展しかねないので、注意が必要だ。

「騙されやすい」とは、つまり「考える力が弱い」ということである。もともと日本は、例えばテスト問題などで欧米に比べて「決まった正解のない問題に弱い」と指摘されてきた。そういう意味では以前からの弱点が今回の調査結果にも反映されたと言える。今回の調査はミレニアム世代に限定して行われたようだが、おそらく、上の世代を対象にしても同じような結果になったのではないか。

ともあれ、ますますグローバル化していく社会のなかで日本の衰退を防ぐためには思考力が必須である。この「考える力が弱い」という弱点をいかに克服していくかが重要な課題であることは間違いない。

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